好きでいたいのに…【Waku.M】 (ページ43)

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｢……っ！｣

画面には、今とっても会いたかった黒ちゃんが映っていた。

病院のベッドの上で撮影していた。

最近忙しくて全然会えてなかったので思わず涙が溢れそうだった。

『A〜？元気〜？黒ちゃんだよ〜！Happybirthday!!!びっくりした〜？それとも、予想してた〜？(笑)。俺、Aとか湧達と出会えて本当に良かったと思ってる。特にAと付き合いだしてからそう思うんだ。あと〜、えっ長い？(笑)。ごめんて湧！まぁそう言うことでこれからもよろしく！大好き！｣

翔｢黒ちゃんおもろすぎ(笑)。｣

安｢途中めっちゃ感動ムードだったのにね(笑)。｣

颯｢あーー！A泣いてる〜。｣

｢…んもう！黒ちゃんったら本当に…。泣かせてくれるじゃない！｣

途中グダグダだったけど、一つ一つの言葉がすっと心に入っていくような感じでとても良いメッセージだったなと感じ、抑えてた涙がどんどん零れていく。

湧｢ほらほら、そんなに泣くなって。行かなくていいのか？黒ちゃんの所に。今1番会いたいだろ？｣

と、優しい顔で話しかけてくるから

そんな優しさにも泣きそうになった。

｢…うんっ！行ってくる！本当にみんなありがとう!!!!｣

そう言って涙を拭い、湧の家を後にした。