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？side
病室に忘れ物をして屋上からダッシュで病室前まで来た。
いつもの調子で病室に入ろうとしたら、
黒｢俺、まだAのことが好き。｣
そんなフレーズが聞こえた。
黒ちゃんがAに告白？
Aはなんて答えるんだろう…。
それが気になり、耳を澄ますと、
A｢はい…！｣
そんな声が聞こえた。
ショックだった。
俺もAのことが好きだ。
でも俺は臆病だからずっと思いを伝えられずにいた。
こんなにも簡単に好きな相手を取られてしまうのか、、、
涙が零れそうだった。
でも何とかこらえ、いつもの調子で｢わりぃ忘れ物した〜！｣
と言って入り、
何してんの〜！とからかう黒ちゃんの彼女になってしまったA。
俺は何も言わずにその場を去り、病室から離れた曲がり角で、
｢くそっ……｡｣と呟いた。
俺の『偽り』の恋愛はいつ終わるのだろうか…。
そんなことを考えながら、屋上に戻った。
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作者名：いちごバナナ | 作成日時：2021年4月29日 21時
