好きでいたいのに…【Waku.M】 (ページ21)

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｢そうなんだぁ！｣

颯｢気づいた俺すごくね！？｣

｢だね笑本当にありがとう！｣

そう言ってそうた(5)の頭をポンポンしてあげた。

それにしても、胸に残る違和感は何なのだろう？

きっと、湧以外の人に助けてもらったからだと思うけど。

多分湧以外の人に助けてもらった事なんて1度もなかったから。

『かえしてよ！あたしのおにんぎょうさん！』

男の子『おまえ、こんなものがすきなの〜？？だっせぇ！』

『うぅぅ…。』

湧『おい！Aをいじめるな！早く返せ！』

『わくぅ…。』

男の子『っち。じゃまがはいっちゃったよ。かえせばいいんでしょかえせば！』

『ありがとうっ。わく。』

湧『だいじょうぶだよ！おれがAをまもるからね』

『あっ、やばっ！財布忘れたぁ！』

湧『まじかよ(笑)有り得ないんですけど！』

『湧〜どうしよう！？』

湧『仕方ないな〜。俺がAの分まで払うから安心して？』

『ありがとう！まじ感謝！』

こうやって過去のことを思い返すと、また湧に対して寂しいという思いを抱えちゃうな〜。
行けないとわかっているのに。

颯｢A？何してるの？早くかえろぉー！｣

｢うん！｣

寂しい気持ちを抑えて、颯太と一緒にふざけながら帰った。