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私は湧のことを見ていたのだが、その隣はサッカー部で、そのサッカー部には颯太がいたので、颯太を見ていたと勘違いされたらしい。
｢いや…その…わた｢うるさいなぁ。とっとっと消えろよ！｣
そう言って私を思いっきり押して、私は背中から地面に倒れた。
｢…っいったぁ。｣
女B｢ふん。いい気味。｣
女C｢ていうかあんたと颯太君ってどういう関係なわけ？｣
｢ただの幼なじみですが…。｣
女C｢じゃあさ、そんなハエみたいにうろちょろしないでもらっていい？ウザイから！｣
｢あんた達に言われる筋合いはないんですけど。｣
と睨みながら言うと、
女A｢あぁー！もう怒ったー！お前のことめちゃくちゃにしてやる！｣
ああもうダメだ。
このままだと私の何もかもかボロボロにされる。
怖くなり、涙を堪えながらぎゅっと目を瞑ると、
？｢…お前ら。Aに何してんの。｣
女A｢いっったぁ！誰だよおま…えっ！？｣
不思議に思い、目を開けるとそこには、
｢…っ颯太、あじ…。｣
息を切らして女Aの腕を掴んでいた颯太と、その後ろにあじがいた。
安｢大丈夫？Aちゃん。｣
｢…どうして分かったの？｣
安｢それは後で言うから。今はこっち優先。｣
女A｢颯太君違うんだよ。私はただAさんと仲良くなりたくて…。｣
安｢じゃあ聞くけど、2人が持っているそれは何？｣
女B｢…あっ。そ、それは…。｣
そう言ってあじが指さしたのは、女BとCが持っていた泥水が大量に入ったバケツと、ロープだった。
颯｢もうこれで嘘はつけないね。さぁどうする？｣
女ABC｢す、すみませんでしたぁ！｣
そう言って足早に屋上を去っていった。
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作者名：いちごバナナ | 作成日時：2021年4月29日 21時
