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慧「私は本当は来たくなかったんだけど、みんなが無理矢理…」
ふああ、とあくびをしながら俺の布団の中にナチュラルに入り込んでくるいのちゃん。
女子達は「きゃー！大胆ー！」なんて騒いでる。
男子も「おー？」なんて盛大のニヤケ顔で俺を見てくるし。
大貴「ちょっといのちゃん、寝るなら部屋戻ってよ」
慧「じゃあ大ちゃんが連れてって」
大貴「もー…」
俺はため息をついていのちゃんに布団をかけてやる。
隣にいた光くんが「あーあ、また甘やかす」と呆れたように呟く。
寝る気満々ないのちゃんはすっかり目を閉じてしまう。
大貴「なんでいのちゃん連れてきたのさ…」
「んー？有岡が慧ちゃんに会いたいのかなーって思って」
大貴「……はっ？」
「おっとぉ、図星？」
大貴「うっ、ぜぇ…！！」
ぶわわ、と熱くなる耳をいじりながらこいつらから目をそらした。
なんなんだよもう。
みんなして…！！こんなこと言ってる場合じゃないんだよ…！
「ね、有岡。いいこと教えてあげよっか？」
大貴「…いいこと？」
「田山が伊野尾さんに告るって」
「え、まじで？」なんて俺を見てくる男子勢。
大貴「は？」
あの女子にモテモテで？
高身長で運動神経も良くて？
そんなやつがいのちゃんに？
「とられちゃうよー？」
大貴「お前らの俺がいのちゃん好きな前提の話し方やめろよ！」
光「好きでしょ」
光くんを睨みつけると、枕を抱えて可愛らしく座ってる彼はくすくすと肩を揺らして笑っていた。
いのちゃんは座ってる俺の太ももに手を置いたまま眠ってしまっているようで、すやすやと寝息を立てている。
大貴「…いのちゃんが起きてたらどうするつもりだったんだよ…！」
「この流れで付き合っちゃうとかじゃね？」
大貴「そんな軽い感じ嫌だわ！」
「えー、意外と有岡ってピュアなのね♡」
光「……足音、」
「え？」
光「先生来る！！」
「ちょ、おい、隠れろ！」
俺はいのちゃんを隠すように自分自身も布団に潜り込んだ。
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いわし - 何度も読み返してます！このお話大好きなので、続きを書いて下さると嬉しいです！！ (2019年1月12日 20時) (
レス) id: 8496e7d317 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - この作品が大好きなので、完結まで頑張ってくれたらなと思います！気長に待ってます！ (2018年5月20日 8時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - りるりるさん» ありがとうございます！！頑張りますm(*_ _)m (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - のんさん» 返信遅れてすみません！そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
りるりる - この展開好きです！頑張ってください！ (2018年2月3日 12時) (レス) id: 9c52b146fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年11月8日 22時
