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大貴「ほんっといのちゃんは…！！」
むっとして私を見る大ちゃんにびくりと身をすくめる。
そんな反応の私に、彼はあ…と目をそらした。
慧「………みんなが、先に行っちゃうから悪いんじゃん、」
大貴「……」
慧「なにそれ、私が悪いみたいに」
大貴「…ごめ…」
ぽろりと瞳から涙が零れ、地面に落ちる。
大ちゃんは眉を寄せて視線を下に向けた。
慧「…でも、……助けてくれてありがとう」
私の言葉に、ハッとして目を丸くさせる大ちゃん。
少しだけ照れくさそうに笑って、
大貴「……ううん。…俺も、強く言ってごめんね」
小さい頃、ケンカした時のことを思い出す。
必ず先に謝るのは大ちゃんの方からだった。
仲直りしたあとは、絶対に蒸し返さない。
なんだか心がぽかぽかするよね。
……なんて、考えてたのも束の間。
ごしごしと涙を拭う私の手が掴まれた。
慧「……っ」
キスしてしまうくらいの距離感。
今の私たちは、小学生じゃない。
慧「っな、なに…」
大貴「いのちゃん、……俺…」
バクバクと心臓が音を立てる。
鼻をかすめる大ちゃんの匂いに、じわじわと顔に熱が集まってくる。
大貴「……その、」
光「あ、いるじゃん！」
大貴「へ？」
光「大ちゃんまでいなくなるからさぁ。二人一緒でよかった」
光は私と大ちゃんを交互に見る。
光「………あ、ごめん。いいとこだった？」
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いわし - 何度も読み返してます！このお話大好きなので、続きを書いて下さると嬉しいです！！ (2019年1月12日 20時) (
レス) id: 8496e7d317 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - この作品が大好きなので、完結まで頑張ってくれたらなと思います！気長に待ってます！ (2018年5月20日 8時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - りるりるさん» ありがとうございます！！頑張りますm(*_ _)m (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - のんさん» 返信遅れてすみません！そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
りるりる - この展開好きです！頑張ってください！ (2018年2月3日 12時) (レス) id: 9c52b146fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年11月8日 22時
