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慧side
慧「…………あ、れ？」
キョロキョロと辺りを見渡すも、班のみんながいない。
お土産コーナーも今は人が全然いない。
……先に行っちゃったかな。
なんて、呑気に考えながら出口を探す。
慧「……やっば、」
出口に行くも、そこには誰一人いない。
はぐれた。
完全に。
大ちゃんばかーー！！
…って、今のは完全に私が悪い。
ずるずると壁に寄りかかって、スマホを取り出すも…
充電切れ。
うん、知ってた。
だらだら高木と薮と話してたのが原因だ。
慧「もぉお………」
自分のバカヤロー！
そう思いながら、館内に戻ろうとした時……ずいっと男の人……おじさんに顔を近づけられる。
慧「わ、危ない…」
「キミ、高校生？」
慧「……そ、そうですけど？」
ぎゅっと手を握られ、ぞくりと背筋が凍った。
慧「ちょ、ちょ……な、」
「迷子？おじさんが連れて行ってあげるよ」
慧「……いえ、結構です」
振り払おうとしても意外と力が込められているその手からは抜け出せなく、どうしようかと平然を装いながら考える。
修学旅行に来てまで、なんでおじさんに声掛けられなきゃいけないんだ。
「でも、そんな格好じゃ襲われちゃうかもしれないしさ」
…なんなのこのおっさん。
慧「………いや、本当に大丈夫ですので。離してください」
「ほら、一緒に探してあげるよ」
慧「だから！！！」
もーーー。
ろくなことない。
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いわし - 何度も読み返してます！このお話大好きなので、続きを書いて下さると嬉しいです！！ (2019年1月12日 20時) (
レス) id: 8496e7d317 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - この作品が大好きなので、完結まで頑張ってくれたらなと思います！気長に待ってます！ (2018年5月20日 8時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - りるりるさん» ありがとうございます！！頑張りますm(*_ _)m (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - のんさん» 返信遅れてすみません！そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
りるりる - この展開好きです！頑張ってください！ (2018年2月3日 12時) (レス) id: 9c52b146fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年11月8日 22時
