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·
昼ご飯のそばも食べて、自主研修。
光くんは地図をくるくる回しながら首を傾げてる。
光「……ここどこだよ」
慧「地図も読めないの？」
ばかだね。
そう言ってくすくす笑ういのちゃんをジト目で見る光くん。
「あっち方向じゃないかな？」
大貴「あ、多分それであってる」
光くんもいのちゃんも…………頼りになんない。←
知ってたけど。
向かったのは水族館。
世界最大級の水槽の大きさだとかなんだとか……。
慧「ねぇ、パイナップルパーク行きたい」
大貴「いや、急にそういうこと言わないでいのちゃん…(笑)」
だらだら俺の後ろを光くんと並んでいたいのちゃんがぐっと俺に顔を近づけて言う。
ほんと、ドキドキするからやめて欲しい。
·
光「わ、でか…」
ゆらりと大きな水槽の中を泳ぐジンベイザメに、光くんは目を丸くさせてる。
慧「大ちゃん大ちゃん、見て！」
大貴「え？……うお！！」
ずいっと目の前に出されたのはウニ。
触ってもいい生き物のコーナーがあったらしく、楽しそうにいのちゃんはそれを見ている。
慧「んー、このナマコ大ちゃんに似てるね」
大貴「ナマコ？え？」
慧「じょーだんですー」
二人でしゃがんでヒトデやらなんやらを触ってみる。
つんつん、と不意に肩を叩かれて振り向くと、そこにはニヤニヤしてる光くん。
口パクで“頑張れよ”と俺に伝えて班のメンバーと別の方へ行ってしまった。
え、今？
今告白するの？
バクバクと騒ぎ出す心臓。
毛穴という毛穴から汗が吹き出しているような感覚で、くらくらと目が回ってきた。
大貴「い、いのちゃん！」
ぎゅっと目を瞑る。
大貴「お、おれ、いのちゃんのことが…………ずっと、その………好きで…」
段々と語尾が小さくなってしまった。
泣きたくなるような気持ちになるも、ぎゅっと拳を握りしめた。
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いわし - 何度も読み返してます！このお話大好きなので、続きを書いて下さると嬉しいです！！ (2019年1月12日 20時) (
レス) id: 8496e7d317 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - この作品が大好きなので、完結まで頑張ってくれたらなと思います！気長に待ってます！ (2018年5月20日 8時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - りるりるさん» ありがとうございます！！頑張りますm(*_ _)m (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - のんさん» 返信遅れてすみません！そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
りるりる - この展開好きです！頑張ってください！ (2018年2月3日 12時) (レス) id: 9c52b146fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年11月8日 22時
