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大貴side
光くんに引きずられ、教室に戻ってきたいのちゃん。
むっと唇を尖らせて頬杖をついてる。
慧「山田と知念も同い年だったら良かったのに」
光「…ほら、このあと班決めだし！」
不機嫌そうないのちゃんに対し、光くんは嬉しそうに瞳をキラキラさせている。
ほんとこういう行事好きだよね…。
「八乙女くん、有岡くん！」
名前を呼ばれて振り返ると、クラスで結構人気な女子二人。
「班って決まってるかな？」
「良かったらウチらと一緒の班にならない？」
大貴「俺は別にい…」
光「あー……ごめん、いのちゃんも一緒じゃなきゃ」
いのちゃんも一緒ならいいよ、そう言おうとしたけど光くんに遮られる。
「えぇー、そーなの？」と女子がいのちゃんの方を覗き込むも、不機嫌ないのちゃんはツーンとそっぽ向いたまま。
言い訳つけてるけど、あまり話したことない女子と同じ班が嫌だっただけだろう。
……意外と光くん人見知りだから。知念ほどじゃないけど。
「じゃあ自由行動の時にでも会おうね」
ふわりと可愛らしく微笑んだ彼女らは去って行く。
かわいー、と呟くと、俺の前の席のいのちゃんにすねを蹴られる。
大貴「？！」
ぎょっとして彼女を見るも、ふんっと顔を背けられる。
光「…自由行動って、薮と約束してるんだけど……」
大貴「光くん、モテモテだねぇ…」
光「んー、あんま仲良くない人とはなぁ…」
苦笑いしながら光くんは拗ねてるいのちゃんのほっぺを引っ張った。
慧「いひゃ、いたい！！やだ！！ばか！」
光「小学生じゃあるまいしいつまでも拗ねんな！」
慧「……拗ねてないもん。………大ちゃんが女子のこと可愛いとか言うの、初めてじゃん。私のこと可愛いって言ってくんないのに」
大貴「え？おれ？」
いのちゃんは光くんに引っ張られたせいでほんのり赤くなってる頬をさすりながら涙目になってる。
光「…大ちゃん、普通に可愛いっていつも零してると思うけどな」
慧「………別に、拗ねてない」
……そんなとこも、可愛いけどなぁ。
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いわし - 何度も読み返してます！このお話大好きなので、続きを書いて下さると嬉しいです！！ (2019年1月12日 20時) (
レス) id: 8496e7d317 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - この作品が大好きなので、完結まで頑張ってくれたらなと思います！気長に待ってます！ (2018年5月20日 8時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - りるりるさん» ありがとうございます！！頑張りますm(*_ _)m (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - のんさん» 返信遅れてすみません！そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
りるりる - この展開好きです！頑張ってください！ (2018年2月3日 12時) (レス) id: 9c52b146fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年11月8日 22時
