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侑李side
慧「聞いてない！！」
侑李「…うるさいよいのちゃん。ここ1年生の教室」
教室内はざわめいてる。
そりゃそうだ。学校一のお姫様ないのちゃんが1年生の教室までやってきてるんだから。
…いのちゃん自身は一切気にしてないみたいだけど。
慧「っ、知念……いつの間に大人になっちゃったの……？」
侑李「声がでかいし」
慧「そんなぁ、ツンツンしないでよ…。私より先に彼氏なんか作っちゃってさ」
むーっとしながら私のほっぺをつつく彼女。
教室内のざわめきが大きくなった。
「知念さんに、彼氏…？」
「誰だ？知念さんに彼氏！」
「おい嘘だろ！山田か？！」
「つまり、伊野尾先輩は彼氏いない……！？」
「八乙女先輩じゃなかったんだ！」
そんなうるさい声。
なんで私が涼介と…いのちゃんがヒカとなんだ？
って言うのは関係ないからさておき。
侑李「…いのちゃん、教室戻って」
慧「冷たくない！？」
侑李「大ちゃんとヒカのところに行っておいで。ほら、いいこいいこ」
よしよし、と頭を撫でると「私の方が先輩ですけど！！」とほっぺたを膨らませてる。
ふふ。可愛い。…私が唯一可愛いと思える女の子。
その時、ガラリと教室のドアが開いた。
そこからは、日直の仕事を終えて戻ってきた涼介。
「あ、伊野尾ちゃんじゃん」と笑ってこっちに歩いてくる。
「や、山田！！」
涼介「ん？」
「おま、お前！知念さんと付き合ったのか！？」
涼介「はぁ？」
涼介は頭にはてなを浮かべて声を上げる。
一部の女子が泣き叫ぶような声を上げた。
うるっさいうるっさい。
涼介「んなわけねーだろ。なんで俺と知念？」
侑李「涼介が私と付き合うわけないじゃん。…ねぇ？」
涼介「それも酷いけどな？………なんでそうなったの？」
慧「知念が彼氏作ったーって話」
涼介はにやりと笑って「あぁ」なんてボソリと言った。
涼介「薮ちゃんね」
そんな涼介の言葉に、教室内で悲鳴のような叫び声が一気に上がった。
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いわし - 何度も読み返してます！このお話大好きなので、続きを書いて下さると嬉しいです！！ (2019年1月12日 20時) (
レス) id: 8496e7d317 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - この作品が大好きなので、完結まで頑張ってくれたらなと思います！気長に待ってます！ (2018年5月20日 8時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - りるりるさん» ありがとうございます！！頑張りますm(*_ _)m (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - のんさん» 返信遅れてすみません！そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年2月24日 15時) (レス) id: eb8fe3defb (このIDを非表示/違反報告)
りるりる - この展開好きです！頑張ってください！ (2018年2月3日 12時) (レス) id: 9c52b146fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年11月8日 22時
