【d!】かわいいパラダイス!!!

【番外編】クリスマス ページ17

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この番外編は、クリスマスの話です。現実ではクリスマスは過ぎていますが、その辺は気にしないで下さい。また、番外編ではありますが、本編の方に地味に関係あります。本当に地味に関わっています。予めご了承下さい。

そして、お気に入り登録者様200人有難うございます。

※夢ある方は読まない方が良いです


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空気がかなり冷えている夜、仕事が終わったので足早に店へと向かう。街はクリスマス一色で、大いに賑わっている。ケーキ屋で予約していたケーキを受け取ったり、ケン⚪︎ッキーでチキンを買ったりして家に帰る。

マンションの玄関扉を開ければ、クラッカーの音が多数鳴って驚く。


all-貴「メリークリスマス!!!」

『……メリークリスマス』


眩しい笑顔を見せながら元気良く言う子供達の頭を1人1人撫で、リビングへと向かう。リビングのソファには和やかに会話をするエーミールとぺ神が居た。


em「お仕事お疲れ様です」

sn「お疲れ様〜。クリスマスに仕事とか最悪だね」

『別に去年とかなら良かったんやけど、今年からはクリスマス出勤は最悪やわ』


そう言えば、微笑ましげにエーミールとぺ神に見られた。幼い子供を見る母親の様な表情を不可解に感じたが、さっさとのんびりしたかったので、寝室に行って部屋着に着替え、リビングのソファで寛ぐ。


sha「A早く帰るって言っとったのにおそいねん!!!」

zm「ほんまにな!!!」

『ごめんやん。チキンとケーキ買って来たから許して』


シャオロンやゾムの抗議に対して謝り、全員で仲良くご飯を食べる。ケン⚪︎ッキーのチキンはお酒に随分合い、エーミールとぺ神と一緒に和気藹々と呑む。

ケーキを全員で食べ、子供達を風呂に入れ、寝かせた後、3人で談笑しながら呑む。


em「彼らへのクリスマスプレゼントはいつ渡すんです???」

『午前3時に布団脇に置いとくつもり』

sn「サンタは居るって事にするんだね」

『まー…せやな。世の親達はそうしとるんやろ???あの子らやけに達観しとるから信じるかは正直分からんけど』


そんな風にかれこれ数時間3人で呑み、そろそろ良い時間になったのでお開きとなった。エーミールとぺ神を見送った後、片付けや家事をしていれば午前3時ぐらいになったので、子供達が寝ている個室の扉を静かに開ける。

世の親達はこんなに緊張しながらクリスマスプレゼントを寝ている子供の側に置いているのかと尊敬の気持ちを抱きながら、そっと布団脇にクリスマスプレゼントを置く。

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