【ハイキュー×黒バス】大きな事が起きる前は気持ち悪いんだね【Re:make】

前兆は/7 ページ10

「今吉翔一、よろしゅう」





(！？！？？！！！！？！！！！！？？)





幼稚園、年長、夏。

きゃぱおーばーなう。





＊＊＊＊＊





「なーなー、ワシ大阪から越してきてんけど、まだ誰も友達おらへんねん。せやから友達なってくれへん？」



「結構です」



「は？」



「あっ……いや……宜しく」





「ありがとーな、よろしゅう」と言い笑顔で手を差し伸べてくる今吉さん。
握手ですかごめんなさい恐怖でしかないです。


お前ら今握手しないと思ったろ。



握手、しました。


(絶好のチャンスだったんだよ許せ)






＊＊＊＊＊





何故だろう。

はて、何故だろうか。



めでたく友達になった翌日から、今吉さんがやたらと絡んでくる。
こちらとしてはとても嬉しいことだし、光栄なことなのだが、些か度が過ぎるのではないだろうか。



俗に言う、弱ストーカー……ヤンデレだろうか。



夢小説ありありの設定でとても美味いのだが実際にあると怖いものでしかないぞｺﾗ。





(いや、考えすぎか……)





考えすぎなら考えすぎで大いによし。

たとえヤンデレであっても関わらなければいい話。

私のメンタルをなめないで貰いたい。





「Aちゃん、今ワシのこと考えてるやろ？」



「ぐっ！？」





(パン喉に詰まった……おお……)




いきなり話しかけてこないで下さい。





「ちょ、大丈夫かいな……気ぃつけや」



「ああ、うん、ありがと」






ていうか、本当に良く人の考えてること分かるよね。





「別に心読める訳やないで？ ちょーっと……コツがあって、それを掴んだだけや」





声に出してたんだよね分かった。




(まぁ、原作でも言ってたし……つかそのコツ気になるよな)





正直、目線を追うとか、筋肉うんたら、手の動き足の動きうんたら、その他もろもろ分からない。

やはり、人には向き不向きがあるということだろう。





「ワシはAちゃんのそういうとこ、好きやで？」



「え？」



「_____…また明日、遊ぼーな」



「あ、うん」





そう言い、今吉さんは背を向けて、早歩きで帰っていった。



ヤンデレではなく、ツンデレなのかもしれない。







『ワシはAちゃんのそういうとこ、好きやで？』


『"せやから、名前で呼んでぇな"……また明日、遊ぼーな』







「約束ね、翔一くん」






(素直になれないのはお互い様)



(ずっと呼びたかった……なんて)

前兆は/8→←前兆は/6

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

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