前兆は/16 ページ19
「ぶっひゃひゃひゃ!!」
「きも」
「あ?」
「ひぃ……!!」
なんだよそんな睨まなくてもガチの低音で言わなくても良いじゃんやめて怖い。←
ただ笑い方が特殊だなって思っただけで、決して『きもい』とか思ってないからうんオモッテナイヨ。←
※小噺
*****
8月某日 晴天
自らの身体から湧き出る忌々しい水分が、輪郭を沿うようにしてポタ、ポタ、と、ジリジリに焼け焦げた鉄板の様なアスファルトへ、落ちていく。
それが地面に水玉模様を作ったかと思いきや、それは忽ち水蒸気へと化してしまった。
私は、何をしているのだろうか。
−−否、記憶喪失などではない。
−−頭が可笑しいわけでもない、そう、決して。
ああ、思い出した______。
( 天使……待っていろ…… )
時は遡る______。
*****
「え? 幼馴染み?」
「そーそー、俺の幼馴染み。今度会ってみない? 」
「べ、つに良いけど……なんでそんないきなり」
「あー……あいつにお前のこと話したら、会いたいって」
「えっ……」
ありがとうございますヒロイン補正。
ありがとうございますヒロイン補正。
ありがとうございますヒロイン補正。
まさか天使の方から来てくれるとは。
これもAさんの美しさのせいかなあッごめんなさい。←
「てか、話したって……なんて話したの?」
「えと……ちょっと変わってる奴」
「あ、ねぇクロ見てよ。こんなところにピンピンに削られた鉛筆が……あははっ、私鉛筆で人つつくの好きなんだよね」
「ねぇ最早つつくってレベルじゃない」
*****
そう、クロ−−黒尾鉄朗が、幼馴染みの孤爪研磨に会ってみないか、と私に誘ってきたのが全ての始まりだった。
その時は私も、後に音駒の正セッターとなる、孤爪研磨に会えることを純粋に喜んだし、楽しみにしていた。
だが、何故こんな炎天下を、歩かなければならない?
私としてはクーラーの効いた涼しい、チリンチリンと、風鈴が程よい風柳を運んできてくれる部屋的なところで楽しく、談笑したいのであるが。
「俺の家に来いとか……あいつ男じゃねぇな」
レディを迎えに来るのが男だろ馬鹿野郎……ッ!!(
黒尾鉄朗の自宅は、そう遠くはないのだが、この炎天下、足のペースが遅くなるのも無理はない。
「お? おつかれー」
「いつか、三倍にして返してやる……ッ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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秋国 未蘭(プロフ) - 蒼ノ乘さん» 私の中の巳神ちゃんのイメージそのまま描いただけなんですが…そっくりだなんて光栄です(照) また是非リクエストして頂けたら幸いです。こちらこそありがとうございました! (2016年2月7日 13時) (レス) id: b484c2ce9b (このIDを非表示/違反報告)
蒼ノ乘(プロフ) - 秋国 未蘭さん» ありがとうございます!!!とても素敵なイラストで、私の思い描いている巳神ちゃんそっくりでした!!!!本当にありがとうございます!!!! (2016年2月7日 13時) (レス) id: 072229a230 (このIDを非表示/違反報告)
秋国 未蘭(プロフ) - 申請終わりました!URL→http://uranai.nosv.org/img/user/data/2/8/3/2833ab86524ccd364457d6d2ac30e5a4.jpeg (2016年2月5日 20時) (レス) id: b484c2ce9b (このIDを非表示/違反報告)
蒼ノ乘(プロフ) - 秋国 未蘭さん» すみません!!!!ありがとうございますm(_ _)mはい、お願いします..♪ (2016年2月4日 20時) (レス) id: 072229a230 (このIDを非表示/違反報告)
秋国 未蘭(プロフ) - こんばんは秋国 未蘭です。リクエストして頂いたイラストが出来上がったのですが、題名に訂正がありましたので明日イラストの申請が終わり次第こちらのコメントにURLを貼らせて頂いても宜しいですか? (2016年2月4日 20時) (レス) id: b484c2ce9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼ノ乘 | 作成日時:2016年1月9日 21時