#28(るぅとくんの過去) ページ32
僕は昔ペットショップで売られてた普通のハムスターだった。
みんな見た事ある通り5匹ぐらいが一緒に小屋に入って売られてた。
子「ママ!僕この子欲しい!」
ママ「その子にする?」
子「うん!」
こんな感じでだんだん引き取られて行って最後には僕が1人になってしまった。
ある日、僕を飼ってくれたのが男の子とそのお母さんだった。
男の子の名前は亮介くん(りょうすけ)。
亮介「お母さん!ハムスターさんまだ1匹残ってたよ!お願い!」
必死にお願いしてた君は僕も引き取られたいって思ったんだ。
お母さんも諦めたのか許してくれて僕は飼われることに。
家に着くと亮介くんは僕によろしくね!って元気に言ってきた。
母「飼いたいって言ったからにはしっかり世話するのよ。」
亮介「はーい!あ!ハムスターに名前付けないと!」
僕も名前がつけられるんだ……!
そう思うととても嬉しくなる。
初めての名前をつけられるんだ。
亮介「うーん…………!そうだ!"ごま"なんてどう?お母さん!」
僕はごまって名前は気に入っていた。
母「いいんじゃない?可愛い名前じゃない!」
僕はすごく嬉しかった。
でもお母さんは亮介くんに動物を飼うのは反対していたらしい。
だから亮介くんが学校でいない時のご飯、9時ぐらいに貰う朝ごはんは毎日貰えなかった。
でも俺は亮介くんが毎日世話してくれることが嬉しかった。
でもある日、亮介くんが僕に話しかけてきたんだ。
亮介「なぁ。俺引っ越さないといけないんだ。ごまも連れて行きたいけどお母さんが再婚で新しいお父さんが動物アレルギーだから無理なんだ。ごめんな。お前を飼うの元々お母さんにも反対されてたしこのまま暮らしたらきっと大変なことになる。だからお前とは一緒に暮らせないんだ。」
そう言って亮介くんは小さな風呂敷を僕の背中に置いて首元でしばった。(首はしめてない)
亮介「いいか?この風呂敷の中にはお前の餌、ひまわりの種が入ってるよ。お腹がすいたら食べろよ。あと、元気で、いろよ……」
そう言って泣き出した亮介くん。僕も悲しくなって亮介くんの方に乗った。
亮介「ほんとにごめんな……俺が世話するって約束したのに……俺とはもう居られないんだよ……あ!風呂敷の中に俺からの手紙も入れといてやるよ!いつか読んでよな!あと、この家からは出るんだぞ?なるべく……遠くに……行けよな!」
そう笑顔で話してくれた。
本当は悲しいでしょ?泣きたいなら泣きなよ。
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あ - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/9bac30f5c/と内容が似ている気がします(アンチじゃありません。勘違いさせてしまったらごめんなさい) (2022年9月26日 12時) (レス) id: 7254074ef2 (このIDを非表示/違反報告)
しのくる(プロフ) - かなたさん» そうなんですか!わざわざご指摘ありがとうございます!気を付けますね! (2020年3月28日 12時) (レス) id: 7cac306964 (このIDを非表示/違反報告)
かなた - コメント欄での会話はなるべく控えて下さいね!おもくなる原因になってしまいます!気を付けてください! (2020年3月27日 15時) (レス) id: 28236963a5 (このIDを非表示/違反報告)
しのくる(プロフ) - あさん» 昨日告白しようかと思ったんですけど結局逃してしまったんですよねー(笑)好きな人の誕生日までには告白しようかと思ってます!コメントありがとうございます! (2019年11月25日 15時) (レス) id: 7cac306964 (このIDを非表示/違反報告)
あ - もう、告白しちゃえば!絶対付き合えますよ! (2019年11月25日 1時) (レス) id: a5d39e3f52 (このIDを非表示/違反報告)
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