私、女なんだけど【ツイステ】 (ページ11)

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10話決闘ページ11

それから数週間が経った

「決闘？」

「そう、現寮長はハートの女王の法律を守らない人なんだ」

「そのハートの女王の法律？は知らないけど決まりを守らないのはあんまり良くないね…」

「そうだろう？Aなら分かってくれると思った」

とふわっと笑うリドル

可愛いなぁ…

「それで決闘…って、先輩は強いんじゃないの？」

「…なんでも1番をとるのはこの僕だ」

「ふうん、そう。じゃあ証明して見せてよ」

「！…もちろんさ、決闘にも勝つし勉強も体力育成…は少し好きではないけど1番をとるさ」

「楽しみにしてるよ」

そんなことを話しているうちに次の授業の時間となった

「あぁ、もうこんな時間か。君と話していると時間が経つのが早いね」

困ったように笑うリドル

何その少女漫画みたいなセリフ…
きっと彼は本心から言っているんだろうなぁ…まぁ、正直な人だし。

「私もリドルと話すのは楽しくて時間を忘れちゃうよ」

そのあとリドルの隣の席で授業を受けた

それから放課後。
決闘をコソッと見に行った

もちろん勝者はリドル。ユニーク魔法で瞬殺だった

凄い人だ本当に。私のお遊びのようなユニーク魔法とは大違いだ

大きな木の下で試しに自分もユニーク魔法を使う

「『ザッツ・シンギング(小鳥のさえずり)』…一緒に遊びましょう」

小さな人形を作り出してくるくると回してみたり色々と遊んでいると上から声が聞こえた

「ねぇ〜なぁにそれ」

「うわっ！びっくりした」

上を見上げると青緑っぽい髪に黒のアシメという独特な髪色の男子生徒と目が合った

「え、っと…わ、私のユニーク魔法…」

「へぇ、おもしれ〜」

トンっと降りてきて私の横に来るさっきの男子生徒

「あの、どちら様ですか…？」

「オレ？オレはフロイド・リーチ1年だよ〜」

「あ、そうなんだ。私はA・ニエーベス」

「よろしくね〜グッピーちゃん」