19話 睨まれた ページ20
Aside
監督生ちゃんを見つけて話しかけた。
昨日のことのせいで私と話すのが嫌だと思われるのもちょっと悲しい。
そう思って話しかけたのに
「すき、です。やっぱり諦められません」
言い終わると下を向いてぐっと唇を噛む監督生ちゃん
「……そっか。別に諦めなくたっていいよ」
「え!?」
「私の気持ちは変わらない。でも誰を好きでいるかはあなたの自由でしょ」
「じゃあ…じゃあ!明日から先輩を落としに行きますからね!!」
キラキラとした目で言ってくる監督生ちゃん
「ねぇ、私女なんだよ?」
「女とか男とか関係ありません!ニエーベス先輩が好きなんです!!」
「そ、そう…わかった。じゃあ頑張ってね」
と言って監督生ちゃんの頭を撫でると直ぐに顔を赤くした
こんな可愛い子なら男の子も沢山寄ってくるだろうに
じゃあね、と言って監督生ちゃんの横を通ろうとしたら制服の裾をちょん、と掴まれた
「っと、どうかしたの?」
「ユウ…って呼んでください」
「わかったよ。私もAでいいから。これから改めてよろしくねユウちゃん」
「はい!A先輩!」
後輩って可愛いもんだなぁとか思いながら歩いているとこちらを睨むように見ている男子生徒が2人いた
…誰だろ
スペードとハートが顔に書いてある子達…
ハーツラビュルとかかな
918人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴよぴよ | 作成日時:2020年5月15日 10時