【呪術廻戦】最強さんの双子の妹 (ページ11)

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…と、話し合っていたのが1週間ほど前。

私たちが急に忙しくなってしまい、私と悟の予定が合わなくなってしまったのだが、先に休みになった私が授業ついでに級が高めの呪霊を倒す見学ということで、1年生を連れて廃墟へとやってきた

先に様子を見に行かせた鴉が情報を伝えに来る

「ん、ありがと。まぁ…そうねぇ…特に言うこととかはないんだけど。4階に低級が居るからやっといて。3人でひとかたまりでいるよーに。何かあれば大きな声で先生を呼んでねー」

「「はーい！」」「分かりました」

伏黒ノリ悪い！！と怒られながらも仲良くみんなで上の階に上がって行ったことを確認し、私もぐるりと周りを見渡す

「さて、私もちょちょっとやっちまいますかね」

────青龍

小さく呟くと私の背中からズズズ、と青龍が出てくる

「…いいよ。お食べ」

そう言った瞬間ものすごいスピードで低級の呪霊に飛び掛る青龍

ま、私の出る幕は無さそう、かな

それから5体ほど青龍の餌になってもらった…けど。

「黒猫、鴉。4階の様子を早急に」

私の足から出てくると指示通り、飛ぶように4階へと上がって行った

「低級ばかり私の周りにいるのはおかしい。嫌な予感てよく当たるもんだよね〜」

ねー？と青龍に乗り、夜の東京の空に浮かぶ

一応肉眼でも見ておこうと4階を見ると上級の呪霊に囲まれているのを鴉と黒猫でどうにか抑えているところだった

3人は軽傷。立てないほどでもなければ骨も全て平気、なはず。

「突っ込もう」

心配そうにこちらを見やる青龍

「私、こんなので傷つくタマじゃないから」

わかった、と言うように4階の窓に向かってスピードをあげてツッコミ

パリーン！！

耳を劈くような音が鳴り響くが、呪霊は1年生達から目を離さない

「せ、せんせ」

恵の狼狽えたような声。久しぶりに聞いた

怖かったね。低級が居ると言われて行ってみたら上級ばかり

こちらに目を向けない呪霊にイラッとして青龍から降りて私直々にぶん殴る

「おい、どこ見てんだ。てめぇの相手はあたしだっつの。1年！よく見てな。拳で戦うってのはこういう…ことっ！！！」

もう1発呪力を込め、思い切り殴るとその1発で呪霊は消えた

「…まだ、足りないなぁ」

「足りない…？」

「ふふ、そう。足りないの。殴りはじめたら止まれないから」

そう言ってもう一体の呪霊にも飛びかかった