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長島さんが走り去ったあと、こちらに気づいた樹がちょっと気まずそうな顔でこちらにやって来た。

『ごめん。盗み聞きして』

樹「ううん。どした?」

『玲於くんがお土産欲しいって言うから、相談しようと思って』


そういって、テレビ通話を繋ぎっぱなしのスマホを樹に見せる。

玲「よっ、久しぶり!」

樹「玲於さん!お久しぶりです」


廊下のソファーに座りながら、画面越しの玲於くんと3人で明日の相談がてら、下らない話をし通話が終わった。


樹「そろそろ消灯時間だし、部屋戻るか」

そう言って立ち上がった樹の服の裾を掴んだ。


『ねぇ、樹』

樹「ん?」

覗き込むようにして、樹がこちらをみた。


『さっき長島さんに言われて思ったんだけどさ…』



『あたし迷惑じゃない?』


心配そうな顔をしていた樹が、あきれた顔をした。

樹「そんなこと気にしてたの?」


『だって、長島さんの言ってたこともあながち間違ってないなって思って。
あたし樹の側にいやすいからって頼って甘えすぎてる。ごめん…』


樹「さっきから浮かない顔してんなと思ったら、そんなことか(笑)」

『そんなことって!』


座っている私の前にしゃがみ、目をじっとみつめるとこう言った。



樹「俺もAも一緒にいたいからいるだけ。なんも気にすんな。」

そうして微笑むと私の頭を軽く撫でた。








これが、私が幼馴染の藤原樹に恋をした瞬間である。

それから私たちは、共にTHE RAMPAGEの候補生、正式メンバーとなり、デビューを果たしたわけだが、メンバーという枷もあり未だにこの思いを告げられずにいる。






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この話こんなに長くなると思ってなかった()

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設定タグ:THERAMPAGE , LDH , 紅一点   
作品ジャンル:恋愛
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A(プロフ) - めちゃくちゃこのお話好きです!設定から何まで面白くて読みやすかったです!更新楽しみに待ってます! (2021年2月16日 0時) (レス) id: 373120d77d (このIDを非表示/違反報告)
遡散。(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!嬉しいです。不定期にはなりますが頑張って更新していきたいと思います!RIKUさんと翔吾くんあんまり出てきてないのでこれから登場させられるように頑張ります (2020年12月2日 21時) (レス) id: 98331d88e6 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きです最高です北人君とRIKU君と壱馬君と翔吾君と樹君と慎君大好きです最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してます頑張ってください応援していますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年12月2日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:遡散。 | 作成日時:2020年11月22日 21時

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