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ガッチマンside

今、可愛い可愛い女の子が地獄のどん底にいる状況を俺らは大爆笑しながら見ていた。

事の始まりはマリオカート終了後。まだなんかやろとAが言ったため、桃鉄をやることにした。
これはそんなに技術が必要じゃないからそれなりなゲームになると思ったんだけどなぁ。

『よっしゃ、また1位だぜ』

「お前、カードの引き強ぇんだよ」

「うわぁー、ボンビー来たぁ！やめてぇ！笑」

「よっしゃ、レトルト、落ちるところまで落ちろー」

まぁここまでは良かったんだよ。ここまでは。ね。
10年決戦でやっていた俺たちは、ちゃんと考えていて、買える物件、良い物件をどんどん買っていったが、Aは知ってはいるものの、どこか分からないという感じで、とりあえずゴールを目指していた。
それが後になって牙を剥くとも知らずに…

「あ！A見つけたぞー！くっつけてやる！」

『ねぇーやめて！お願いだから来ないでー！レトさん！！！』

とは言っても道はそこしかない。くっつける以外道がないのだ。

「俺ももう真っ赤っかで無理！笑」

と、レトさんが言い、無事に？Aにボンビーがくっつく。

『くっそ、次くっつけてやるからなぁ！』

「わぁーやめてぇー！飛べるカードもないんだってぇー！笑」

『あ、レトさん、取引をしよう。ずーっとくっつけあってたらボンビー何も出来ないんじゃないか？』

と、Aが提案し、いい感じに擦り付け合い、ほか3人は着実に目的にへ近づいていく。

このまま順調に擦り付け合うのかと思いきや、Aがとんでもなく小さい数字を出し続け、レトさんとかなり距離が離れてしまい、ついにはあの映像が…

『え！もぉー、もぉー！やめてよ！！ねぇ！！違うって！！ね？赤ちゃんになろ？ねぇーー！！』

Aの願いも虚しく、ボンビーはキングボンビーへと成長してしまった。その後はもう想像通り。転落人生。ついには地獄に落とされてしまったのだ。

『もうレトさん許すまじ。』

「お！A！次の目的地！北海道だぞ！」

『キヨ兄、うるさい、黙ってて。私は北海道の地を踏めないまま消えるんだ…。今日本にもいないってのによ…』

『あと、北海道の地を踏むからには私の故郷の近くも買い占めろよ。全部買い占めろよ。クソが』

とんでもなく口が悪くなった。笑
その後はAのお金が黒くなることはなく、キヨはAの願い虚しく北海道のひとつも買い占めることができなかった。