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みんなでゲームページ22

レトルトside

『ねぇーゲームしよ？』

このAの一言で俺たちはわたわたと動き出す。マリオカートがしたいというのでその準備を進めていく。

Aはゲームが上手いのだろうかと考えているとキヨくんが「お前下手くそじゃねーか」という。

『普通だもん！』

と、Aちゃんが返す。
とは言っても俺らは実況者、負ける訳には行かない。

熱い戦いが始まる。
とは言ってもマリオカートは4人用。最初は様子見でキヨくんがおやすみだ。

『ねぇーみんな置いていかないでよー』

と、Aが既に泣きそうな声で言う。真ん中より下くらいの順位にいるのがAだ。

「よーし、じゃあおじさんとドライブしよっか！」

『ガッチさん優しい！すき！ほんとに待っててくれてる！』

ガッチさん、やるな。俺もそうすればよかった…

結局、俺とうっしーは最後の最後でコンピュータに抜かれ、3位と4位という微妙な順位になってしまった。

一方、Aはと言うとガッチさんと楽しくドライブをし、最後はレディーファーストなどと言い、Aが先に、次にガッチさんがゴールした。

うん、確かにAは決して上手いとは言えない。まぁでも楽しそうだからいいんやけど、笑

そういえば途中、何回かスクリーンショットが撮られていた。
一体誰だろうと大方想像の着く考えをめぐらせているとキヨくんが喋り出す。

「お前スクショボタン押しすぎなんだよ。何枚撮らさってるとおもってんだ笑」

『だって押ささるんだもん！仕方ないじゃん！』

「どーやったらスクショ押ささるんだよ笑笑」

『押ささるもんは押ささるでしょ！一生懸命走ってたっけ押ささっただけだもん』

と北海道弁全開の会話が繰り広げられている。2人とも気づかないまま喋り倒しているもんだからガッチさんとうっしーはめちゃくちゃ笑いをこらえている。そんな俺らの顔を見てキヨくんはハッとしていた。

「あ！Aのせいで北海道めちゃくちゃつかわさったじゃねーか笑」

『はい、使わさった言ってるー。言っとくけどキヨ兄結構動画でも言ってるからね！「したっけ」結構言ってるからね！！』

確かにそうだ。割とよくキヨくんの口から北海道弁は出てくる。ここにフジくんがいたらもっとすごいことになっていただろう。笑

今度5人実況をやるからその時にでも聞けるだろう。北海道弁が飛び交う会話を楽しみだ。

その後のマリオカートはと言うと、キヨくんが無双してAがもうヤダ！と言って終わりましたとさ。