変な関係じゃないですから【Sln】

このバカ[Sln side] ページ17

あのバカ…
俺以外がちょうど良いとか抜かしやがって……
『くそぉ…俺だってお前なんか…』
嘘でも嫌いなんて言えないよ"お"ぉ"ぉ"!!!!
何だよアイツ！今まで俺といつもくっ付いてキャッキャッ笑ってたのに！
このばかやろぉ〜…
『ばかやろぅ…』
ヤケ酒なんて久しぶりにしたな。
突然鳴り出す電話
『何だよ…こんな時間に……』
望月「もしもーし」
バカだ。
『おい、このばかぁ…』
望月「なぁにw」
今なら聞ける、お前が俺をどう思ってるか
『答えは？』
望月「なんて答えれば良いんです？」
はぁ…ホントにこのバカは。
『俺の事どう思ってんの？』
望月「どうって…」
イライラする
どうせ社長とか社さんの事考えてんだろこのバカガキは。
『ん〜…ウザくてしんどい煽りストだけど、声と性格はめちゃくちゃ好きです。カッコイイし、時に可愛い時もあってまだシェリンさんの事全然知らないんですけど、気になりは…はじめてて…』
『つまり…？』
望月「これ以上は言いません、アーカイブ見て下さい」
『そう、なんだ…気になってはるんだ……』
望月「何で嬉しそう何ですか」
『嬉しい、じゃないですか…。』
望月「可愛いwそういうとこ好きですww」
あー、安心するな、彼女の声は。
『んふふw僕もですよ？』
あ、酒切れた。取ってくるか…
望月「シェリンさん？シェリンさーん？」
無視して見る。
本心が聞けるかもしれない。
望月「おやすみなさい、意外と紳士な所とか大好きですよ？｣
通話が切れる。
『……は？』
顔が熱い、何か恥ずかしい
布団に潜り込み、赤くなった顔を両手で隠す
『何なんだよもぉ〜…反則だろばかぁ……』

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