陽だまりのような温かいキミ (ページ35)

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大人になった…？【mmkj】ページ35

めめこじ付き合ってます

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目黒side.

ある日の楽屋で待機中のお話。

「ねぇ、めめ？」

「なに？」

「最近、全然康二くんが誰かと距離近くても嫉妬しないね。」

「はぁ？」

隣に座るラウが何を言い出すのかと思ったらこんなこと。
からかっているのかと思いゲームをする手を止めラウの方を見るけど目は真剣そのもの。

「……何か企んでの」

「違うよ！ほら、前までふっかさんとかしょっぴーと康二くんがベタベタしてたら飛んで行ってたじゃん。」

……まぁ確かに。
トコトコいろんな人の所に行く康二が嫌で、メンバーに対しても敵対視してたっけな。
けど最近はそんなこともなく。

「なぁ、康二。今度一緒に服見に行かね？」

「あっ、しょった！ええね！いつがいい？」

「んー、今度の日曜は仕事朝までかなぁ」

そんな会話が聞こえてきても何とも思わない。
好きじゃなくなった、って訳じゃない。

何なら前よりもっと愛おしくなってる。

「……ホントめめどうしたの。熱でもあるの？」

「な訳あるか。……知りたい？」

そうラウに聞くとコクコクと首を縦に振る。

「まぁ、見てたら分かるよ。」

「……えっ？」

……そろそろ、かな。

「めぃめぃ～。あんなぁ、今度の日曜しょったと買い物行ってきてええかな？ちゃんと遅くならんようにするし！」

「うん、いいよ。行っておいで？」

「ふふっ、ありがと！なんか蓮くんにもお土産買ってくるな！あ、先寝たらあかんで？」

「はいはい。ほら、康二呼ばれてるよ？」

そう言えば「また帰る時な！」と可愛らしく手を振ってスタッフさんの所に走っていった。

「……めめ怖いんだけど。」

「お前、その目やめろ。」

さっきの会話を隣で聞いてたラウは理解したのかすんごい目で俺を見る。

俺が康二に飽きたと思った？
そんな訳ないじゃん。大好きで愛おしいよ。

康二は何だかんだいって俺のところ戻ってきてくれること知ってるから。
だから、嫉妬しなくなっただけ。

大人になった、って事なのかな？

fin.