陽だまりのような温かいキミ (ページ25)

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どっちがお兄ちゃん？【rukj】ページ25

ラウこじ付き合ってません

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深澤side.

「らぁう～。」

「キャハハ！康二くん可愛いね！」

「前髪切りすぎただけやし！！」

現在楽屋には撮影待ちの康二、ラウ、阿部ちゃん、俺。

阿部ちゃんは俺の隣で勉強してる。
んで、あとの2人はというと俺たちの前に座ってイチャイチャ。

「ねぇ阿部ちゃん？」

「んー？」

「あの2人ってさ、時々どっちが年上か分からなくならない？」

「それめっちゃわかる。」

ラウに前髪をイジられ必死に前髪を引っ張ってぎゃあぎゃあ言う康二。

楽屋では康二がラウに甘えている姿をよく見る。

けど、ラウが真面目な相談をしてる時は甘えてる康二と全然顔つきが違うし。
アドバイスしてる姿を見たらちゃんとお兄ちゃん、なのに。

「もぉ、ラウ！そんな撫でんでええやんか！」

「だってまん丸頭の康二くん可愛いんだもん！」

「俺は可愛ない！カッコイイの！ラウの方が可愛ええの！」

……康二、そうゆうとこだよ。
阿部ちゃんなんて笑いこらえきれずに肩震えちゃってるじゃん。

「じゃあ、ふっかさんに聞いてみようよ！どっちがお兄ちゃんか。」

「そんなん俺やろ！26やし、ラウまだ高校やん！」

「でも僕の方が大人っぽいもん！」

「ほらぁ、2人で揉めてないでふっかに聞きなよー。」

もう半分面白がってんじゃん。
ニヤニヤしながらこっちみてるし。
……阿部ちゃん、後で覚えとけよ。

「「ふっかさん、どっちがお兄ちゃんぽい！？」」

「えぇ……」

「俺やんなふっかさん！」

「僕だよね！」

おいお前ら、そんな真っ直ぐな目で見ないでくれ。

「どっちがお兄ちゃん？」

多分、この質問はいつまで経っても解決しない問題だななんて思うけど……。

「んー、どっちもお兄ちゃん？」

「……ふっかさん意味わからん。」

「……もういいよね、康二くん。」

なんか俺の答えが欲しいのじゃなかったみたいですごい目で見られるけどそんなの知らない。

難しい質問する2人が悪い。

それからその後の座談会でもお兄ちゃん問題が勃発してたのはまた別のお話。

fin.