愛情 ページ32
os*side
ーーー同時刻
月が暮れていく夜。揺れる茶髪同士が輝き、足元ではステンドガラスの破片の割れる音が音楽を奏でる。似た剣を持つ俺達はまるで親子のように息が合い、身体に触れる事さえ許してくれない。
ふと、ひとらんの方を見ると、隙を与えてしまったのか、脇腹に一突き掠める。
ibu「......仲間を心配するなんて...なんて哀れな方なんでしょうか...！」
os「......っ！」
互いに乱れる呼吸は、戦の終わりを告げてくれるが、長く感じる闘いだ。そんな中でも、狂気に似た体力を持つ彼女は、我が子を見る目をして俺に話しかける。
ibu「ふふっ、全てを失い、まだ気が動転しているのでしょ？大丈夫。私がずっと傍にいますわ......だから＿＿＿＿」
os「......確かに...俺は全てを失った......」
嗚呼、振り返るのも嫌だ。
燃え盛る火。泣き喚く子供の声、焼かれていく身体。
os「...俺は、昔の教会の火事で...孤児院の皆やシスター、街の人達の信頼、住居......君以外の何もかもを失ったよ...」
思い出せば幸せで、最悪の結末を迎えた物語。
希望を失い、誰も手を差し伸べない。皆見て見ぬふりをして、誰かに道を尋ねれば責任を取りたくないが故に、口を濁す。
汚い大人が嫌いで、自身がそんな大人になっていくのが嫌で......
os「それでもっ＿＿＿＿＿＿＿＿！」
ー
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kurukuru ゾム好き - こちらこそ！今後も更新頑張ってください！ (2018年11月8日 22時) (
レス) id: dcccd734ca (このIDを非表示/違反報告)
srs(プロフ) - kurukuru ゾム好きさん» 喜んでもらえて良かったです！これからもよろしくお願いします！ (2018年11月6日 22時) (レス) id: ee8a11df9a (このIDを非表示/違反報告)
kurukuru ゾム好き - 爛漫だぁ！わーい！ (2018年11月6日 21時) (レス) id: dcccd734ca (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールを守りましょうね (2018年7月4日 17時) (レス) id: d0cee448a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：srs x他1人 | 作成日時：2018年7月4日 17時
