＃ １ ページ25
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『君たちに、何があったかなんて分からない。だけど、ボクを救いたいっていう言葉はただの君の��自己満足��だ。
何度そう言って何人が死んだ？その人に愛して欲しいと言って、何人殺した？
その命に君は責任を負えるの？
正義なんて、言葉を容易く使うな......！』
唇を噛み締めて、大きく開いた眼光は少年を捕らえる。ふらりと歩を進めると、血が流れて、目眩が襲ってくる。しかし、怒りを抱えた子供は、涙目で拳銃を向けた。
「お兄ちゃんに......アンタに何が分かるんだっ！！」
『っ！？』
しっかりと構えられた銃から弾が放たれる。その弾が頭のピン留めの所へ丁度当たり掠めていく。避けようと身体が斜めになり、ふらりと片足が浮く。
浮いた片足を前に踏み締め、咄嗟に銃口を少年の方へと向ける。
何度も言ったが、ボクは戦闘員ではない。だから拳銃で、人なんて打ったことがないのだ。震える手を抑えつつ、銃に残っている弾全てで、少年の手にある拳銃を撃ち落とす事が出来た。
そこからは、ボクの記憶が曖昧だった。
確か打たれて落ちていくピン留めを握ったのは、覚えている。しかし、そこから、ピン留めに肩から赤黒い何かが纏い、鋭いナイフのような何かになっていく。
震えている少年から放つ弾など気にせず、そのまま前進し、鋭いものを振りかぶれば...＿＿＿＿＿＿
『はぁーーはぁーー......！！』
気づけば、少年を押し倒しては跨り、鋭いものを首元まで、刺そうとしていた。頭から驚く程に汗が流れており、身体は酷く震えていた。押し倒された少年は、泡を吹いて気絶している。
もう必要ないと、鋭いものを遠くの方に投げ飛ばす。鋭いものを掴んでいた手の首を掴み、遠くに投げ飛ばされたものを眺める。いつの間にか空になった拳銃が手から離されていた。
自分の力がどれだけ恐ろしいのか。他人に乗っ取られるような感覚、制御が出来てない恐怖。いつ人を殺めてしまうか分からない不安。
そして、自分自身の発言と行動の矛盾......。
『............ボクだって、分からないよ............』
人を殺した事を後悔する少年は嘆いた＿＿＿＿
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kurukuru ゾム好き - こちらこそ！今後も更新頑張ってください！ (2018年11月8日 22時) (
レス) id: dcccd734ca (このIDを非表示/違反報告)
srs(プロフ) - kurukuru ゾム好きさん» 喜んでもらえて良かったです！これからもよろしくお願いします！ (2018年11月6日 22時) (レス) id: ee8a11df9a (このIDを非表示/違反報告)
kurukuru ゾム好き - 爛漫だぁ！わーい！ (2018年11月6日 21時) (レス) id: dcccd734ca (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です。ルールを守りましょうね (2018年7月4日 17時) (レス) id: d0cee448a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：srs x他1人 | 作成日時：2018年7月4日 17時
