待ち望んだ ページ9
side*zm
ーーーーー
グルッペンに、事を話した次の日。
温帯地帯に属する我々国に本格的な冬が訪れた。
温帯地域ではあるが、エミさんが言うには、今週は特に寒いらしい。毎年防寒具などを付けていなかったが、流石に今日は寒い。
マフラーを鼻まで上げて、赤い鼻を擦る。廊下を歩いていると、外ではシッマとショッピ君が戦車の設備にあたっているのが見えた。前線戦闘員ではあるシッマだが、意外に手先が器用で、修理・改造担当を務めている。
それにしても、半袖半ズボンの上にデニムジャケットだけとか、よーやるわ…と遠くからシッマを見やる。
kn「おい！ちょっ、ちょっと待て！！」
syop「なーんすか？先輩？」
kn「何や？ちゃうねん！笑顔でランチャー向けんなや！！」
syop「お試しテストですよー」
zm「......いつも通りやな..。」
鼻をすすり、歩み始める。特に目的もなく歩いている廊下は、ひどく長く感じた。
....Aは大丈夫か。痛い事されてへんか...。
グルッペンに相談をしたものの、仕事上、証拠が無いと動けないらしい。こんな時に無力な自分に腹が立つ。
そんな事を考えていると、急にトントンが目の前に現れた。いや、現れたというよりぶつかった。
zm「うぉ！？」
tn「............うわっ！？な、なんや。ゾムか............
あ、そや。グルさんが呼んじゃーたで？」
zm「お、んー」
俺はそのまま執務室へ向かう。その後、トントンの小さな呟きはよく聞こえなかった。
tn「あんだけ考え事してるゾム......初めて見るな...」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どうてi((((( - 「ようこそ徹夜の世界へ」で吹いたwww (2020年10月21日 16時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
srs(プロフ) - お世話なってます！作者のsrsと申します！しおり追加57人もして頂き、ありがとうございます！この場を借りて感謝したいと思いまして！本当ありがとうございます！何故ここなのかと言うと......寂しいなと思いまして......(泣) (2018年6月14日 16時) (レス) id: ee8a11df9a (このIDを非表示/違反報告)
srs(プロフ) - はらさん» すみません！わざわざありがとうございます！(>_<;) (2018年5月30日 6時) (レス) id: ee8a11df9a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です (2018年5月30日 6時) (レス) id: 8a5b80ef53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：srs x他1人 | 作成日時：2018年5月29日 23時
