＃１ ページ31
ボクは早足で図書室に向かう。
と言うのも、先程逃げたゾムを探すべく遠回りしながらだった為だ。期限が切れそうなどではないけど、好きな事はもっとしたいと思うと、自然と体が動いていた。
流石に前線で闘っている幹部だけあって、簡単に見つかるはずもなかった。
目的地の扉をノックして、室内に入る。
そこは、見渡す限りの本だらけだ。この施設には、まだ資料保管室があるなんて聞くだけで、目が点になってしまう。
図書室の管理はエミさん、資料保管室の管理は兄さんらしい。何度か資料保管室には行ってはみたが、情報が入っている事もあって、保管が大変と、目の下にクマを作っている兄さんが言っていた。
遠くの方で、エミさんがこちらに気づいたのか、机にあるティーポットを持ち、紅茶を注いでいた。こちらにおいでと言わぬばかりの優しい笑顔をして、椅子を用意してくれる。
それに素直に従い、椅子に座る。
em「もう宿題を終わらせたのですか？」
『はい！もうちょっと宿題が欲しくて。つい』
em「ふふっ、そうですか！では、もっともっーーと難しい問題を出しましょうか？」
『もっーーとは勘弁やわ…！』
冗談話に花を咲かせながら、紅茶を楽しむ。控えめに笑っているエミさんから突然一つの提案してきた。
em「あ、校外学習でもしてみますか？」
『校外学習？？』
em「はい！勉強の息抜きに外出もいいかとーー」
kn「その話、乗ったーー！！！」
バァン！！と乱暴に扉が開かれる。扉の事に気を使い、エミさんが注意をするもシッマは話を続ける。
シッマの後ろには、シャオロンもいる様子だ。いや、いるというより引きずり回されている。
kn「エミさーん！A連れていくで〜！」
em「え、えぇ！？」
『う、うわぁぁぁぁ！？！！』
引きずれているシャオロンの方を見ると、完全に白目を向いている。察した。
あかん。首が持っていかれる……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どうてi((((( - 「ようこそ徹夜の世界へ」で吹いたwww (2020年10月21日 16時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
srs(プロフ) - お世話なってます！作者のsrsと申します！しおり追加57人もして頂き、ありがとうございます！この場を借りて感謝したいと思いまして！本当ありがとうございます！何故ここなのかと言うと......寂しいなと思いまして......(泣) (2018年6月14日 16時) (レス) id: ee8a11df9a (このIDを非表示/違反報告)
srs(プロフ) - はらさん» すみません！わざわざありがとうございます！(>_<;) (2018年5月30日 6時) (レス) id: ee8a11df9a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です (2018年5月30日 6時) (レス) id: 8a5b80ef53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：srs x他1人 | 作成日時：2018年5月29日 23時
