＃２ ページ11
side*zm
zm「なぁ！A！」
軽々と窓に入り、辺りを見渡す。少し大声になったが、その返事は返ってこない。すると、部屋の隅に毛布に丸まっている、多分Aを見つける。
zm「............A？」
少し小刻みに震えるAの背中を揺する。やっと顔が見えたと思えば、顔が真っ赤にして眠っている。
額に手をやると、とても熱い。
元から弱っているんだ、こんな薄い服装＋この気温だと、風邪の一つや二つは引くに決まっている。
すると、Aはうっすらと目を開ける。
zm「あ...起こしてもーた？」
『......ぞ...む............』
何も持ってきてはないが、とりあえずマフラーを被せる。額にうっすらと汗が見えるので、パーカーの袖で拭う。すると、Aが話しかけてきた。
『......ね...ぇ、ぞむ....もしボクが明日死んでしまったら......どうする？』
急な言葉に身体が固まる。驚きか、それとも別の感情か...どちらにせよ俺の口は動こうとしない。それに察したのか、Aは自虐的に笑いながら話し出す。
『......ボク...明日死んじゃうんだって.....しかた...ないよね......ボクは.......都合のいい道具なんだから......』
zm「....道具とか......道具とか言うなやぁっ！！」
喉につっかえていた声が叫び出す。上手く頭が回らないが、それでも言葉を紡げる。きっとこの時の俺の表情は酷いだろう。
zm「道具やろうとなかろうと...お前はAって言う人間やろ！？そんなっ...そんな悲しい事言わんといてくれ......！」
自然と涙が溢れる。きっと泣きたいのはAの方なのに。こんなに無力で弱虫な自分が嫌いだ。昔から変わろうとしても、根本的には変わっていない。自然と拳に力が入る。
すると、Aの頬に添えていた手を、Aがぎゅっと握ってきた。
『...ゾムは......や...さしいね...........ごめんね...』
自虐的に笑うAは、不覚にも美しく思えた。夜空にすぐ消える打ち上げ花火ように感じられた。
zm「なぁ......変なこと聞いてもええ？」
Aは、今にも閉じそうな目を必死に開けながら頷いてくれた。
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どうてi((((( - 「ようこそ徹夜の世界へ」で吹いたwww (2020年10月21日 16時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
srs(プロフ) - お世話なってます！作者のsrsと申します！しおり追加57人もして頂き、ありがとうございます！この場を借りて感謝したいと思いまして！本当ありがとうございます！何故ここなのかと言うと......寂しいなと思いまして......(泣) (2018年6月14日 16時) (レス) id: ee8a11df9a (このIDを非表示/違反報告)
srs(プロフ) - はらさん» すみません！わざわざありがとうございます！(>_<;) (2018年5月30日 6時) (レス) id: ee8a11df9a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です (2018年5月30日 6時) (レス) id: 8a5b80ef53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：srs x他1人 | 作成日時：2018年5月29日 23時
