苦しみ ページ9
「ああ」
首を横に振ると思っていたダグラスは、予想に反して縦に振ってきた。
「何故……」
「……確かに、お前は悪いことをしたのかもしれない。だがよ……本当に悪い奴はそんな顔しないと思うぜ？」
「っ……？！」
思わず自分の顔に手をやる。
周りの景色が歪んで……落ちた。
……私、泣い……てる？
慌てて涙を拭う。
泣いちゃいけない……。
弱音を吐いちゃいけない。
選んだのは……私なのだから。
救いを求めちゃいけない。
もう、戻るわけにはいかない
……なの……に……。
「お、おいっ？！」
「触らないで！」
ガタン。
ベッドから降りて外へと走る。
……このまま話してると頭が変になりそう。
もともとおかしいのかもしれないけど。
「はぁっはぁっ…………あ」
走って走って……疲れて立ち止まった所は、花畑だった。
いや、花畑だったはずの場所。
目の前に、歪な形の大きな石が転がっている。
そうだ、ここに私はゲデヒさんの墓を。
「っ…………なんで」
なんで。
「思い出してしまったんだろう……」
本当は悔いねばならなかったのに、謝らなければならなかったのに、その時の私の心はもうグチャグチャに壊れていて。
ただただ苦しかった。
続く (更新停止中)
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ほとげ - 白猫プロジェクトの小説が少ない中、自分にどストライクで当たるものでずっと繰り返し読んでいました！前から投稿を心待ちにしていますが、もう続きはないのでしょうか？だいぶ前のことなので今さらだと思いますが、是非今後の展開をみてみたいです！！ (2021年1月10日 0時) (
レス) id: 4220748b18 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる(プロフ) - 指摘ありがとうございます、すっかり忘れておりました(￣▽￣;)申し訳ありません (2018年10月25日 8時) (レス) id: 9143c11970 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月25日 7時) (レス) id: 3a1aa74ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるはる | 作成日時：2018年10月25日 7時
