【第五人格】少年は戻らない【納棺師】

・記憶9日目・ ページ10

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次の日の朝、弟は居なかった。


1週間がすぎても弟は帰らず、2週間、3週間１ヶ月経った。


俺は警察に行方不明届けを出して弟を探し始めた。


弟の部屋のドアを無理矢理開けて部屋の中に何か手がかりがないか調べようとした。


俺は部屋のドアを無理やりこじ開けた。


部屋の中を開けた瞬間俺はその場に固まった。


部屋は泥棒に入られたみたいに汚く、ベッドは血だらけ。


机の上にはぐしゃぐしゃになった日記帳が開かれて置いてある。


俺はフラフラと部屋の中に入り日記帳を手に取り読んだ。


所々抜けていたりしていた。


日記帳の中身は俺の事や仕事のことなどが書かれていた。


俺の家にやってきた日は普通の日記だったが失踪する日が近くなるにつれてどんどんおかしくなっていっていた。


あの夜、弟は俺の言葉で完全に精神崩壊をしたと確信した。


急いで俺は弟の手がかりを探し始めた。


見つけたのはバイト先の住所や聞いたことがない店の場所。


そして弟の友人からの手紙。住所がしっかりと書かれてあった。


俺は急いでその友人の元へと向かった。




亡き者の-メモ紙1-


家から出た。
決めた、少し遠いけどお気に入りの場所に飛び降りる。
別に怖くない。
早く行かなきゃバレちゃう。

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