【第五人格】少年は戻らない【納棺師】

・過去1日目・ ページ18

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朝。


俺は早めに起きて朝ごはんを作っていた。


兄さんの家に引っ越してきて早数日。


一向に兄さんは俺と話してくれない…ちょっと悲しい。


まぁ徐々に話せていけたらいいなぁ。



鼻歌を歌いながら俺は出来た料理を並べてから兄さんを呼んだ。


『兄さん、朝ごはん出来たよ？ちゃんと食べなきゃダメだよ？』


兄さんは今日も機嫌が悪いようで俺の事を見向きもしない。


毎日朝ごはんを食べてないけど大丈夫なのかな？


俺は兄さんの所へ行って『もう兄さん、ちゃんと食べなきゃダメだよー？倒れちゃうよ？』と言った。


指を指してアピールをしたけど兄さんは「いらない」と言った。



『そっか、分かった。行ってらっしやい』



いつも通りに朝ごはん食べずに家から出る。


俺はできるだけ満面の笑みで兄さんを送り出した後に料理を2口食べて“捨てた”。


2口しか食べてないのに吐いてしまった。


毎日果物をすり潰したやつしか食べてない。


ここ最近、食べてもすぐに吐いてしまう。


本当なら作らない方がいいんだけれどもし兄さんが食べてくれる時が来るかもしれないから毎日作っている。


うーん、まぁすぐに治るでしょう！



俺は家のことをして一日を過ごし、日記を書いて一日を終わらせた。



どうか、兄さんとまた仲良くなれますように___。

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