【第五人格】少年は戻らない【納棺師】

・過去0日目・ ページ17

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ここは……。


気がつくと俺は招待状を持って荘園の前にいた。


俺って飛び降りて…それから打ち付けられて…。


なんで生きてるの？


ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ。


頭を抱えて俺は考えたけど一先分からない。


手紙を開けば【貴方の求める愛は荘園に、荘園なら貴方を愛するものがいるでしょう。サバイバーを愛してあげてください】と書かれてあった。



重い体を引きづって俺は荘園の中に入ろうとした。


ふと手足を見るとあの時の傷が綺麗に消えていた。


痛々しい刺傷や打撲、赤い跡、縫い糸。


驚いていると俺の背後に兄さんが持っていた人形に似たものが2つ現れた。


俺はその人形が自分のものだと直感し荘園に入って行った。



なぜだかここに俺を“見捨てた”兄さんが居ると直感した。



『待っててネ……サバイバーの皆さん達ィ…ヒヒッ』



いつの間にかに現れた大きなハサミを引きずりながらフラフラとしながら屋敷に向かった。



目をクルクルと動かし鼻歌を歌う。


どこかで「新しいハンターだ…」という声が聞こえた。



また俺の悪口かな？ダメだなァ…人の悪口を言っタラ？



人の言葉が全て悪口にしかキコエナイ。


俺の頭はきっと壊レテル。


でも仕方ないよネ、兄さんが悪いンダカラ…。




あぁ…早く兄さんに会ってアイ-壊-シテアゲタイ____。





この話はハンターになった少年の、


生前の話___。

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