__39粒__ ページ42
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ナワーブside
シャン「お兄さんとはどうだったんだい？」
ナワーブ「会った時にはとても喜んでいたよ、けど ど…」
シャン「君の言っている女の方へついたんだね…」
ナワーブ「ああ…」
シャン「目には目を歯には歯を…やられた分は仲間がその分を返す…」
ナワーブ「な、何を言ってるんだ？」
シャンは一瞬だけど殺気を放った。
裏世界に生きる人だと感じた。
シャン「君は知らなくていいよ、私の仲間の掟だからね…もう今日は遅いから帰りなさい」
俺は頷いてお礼を言ってからそのまま荘園へ帰った。
荘園ではルーラが問い詰められて自白している真っ最中だった。
ルーラは「アイツが悪い！」と言っていたがみんなはルーラを責めた。
お前らだってAに酷いことをしていたのに今更いい人ぶって何様なんだ？
俺だって結局は見捨ててしまったから言えるような立場じゃない。
ナワーブ「今更遅すぎるんだよ…」
俺は部屋に静かに戻りAに貰ったものを取り出す。
ゲームに参加する事にマップ内にある珍しいものを見つけて俺に渡してくれた。
瓶の中に入った綺麗な砂と貝殻を手に取って見ていると中に小さな紙が入っていることに気がついた。
俺は直ぐに取り出してメモ用紙を広げてみた。
ありがとう、ナワーブくん。
さようなら、お元気で
ぼくは大好きだったよ
短い文が書かれてあった。
俺は紙をにぎりしめて泣いた、
何故かAがそばにいる気がした、
『ナワーブくん…ごめんね。大好き』
背後でAの声が聞こえたのはきっと俺の脳が勝手に見せた幻聴なんだろう……。
『さようなら』
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山さん - 一気に3回読み直して3回とも泣いてしまった………… (2021年4月22日 21時) (
レス) id: 6cd34cfb8c (このIDを非表示/違反報告)
蛮勇(プロフ) - 一気失礼しますよよよ…涙が… (2020年10月29日 22時) (レス) id: a69e2bef71 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 辛い…無意識に涙しました。 (2020年7月28日 21時) (レス) id: 5d769f50a8 (このIDを非表示/違反報告)
アネモネ(プロフ) - 一気読みしてしまいました...次回作もめちゃくちゃ期待してます...！！ (2019年12月4日 1時) (レス) id: f6f59e365f (このIDを非表示/違反報告)
しゃけまる - うぅ………………泣いた…続編出たらハンターになって戻ってくるとかになってほしい………………() (2019年11月2日 23時) (レス) id: eb947a437a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：第五ハマってるやつ | 作成日時：2019年3月7日 2時
