【原神】8月31日の約束【男主】【現パロ】 (ページ7)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:6,542 hit

+_5_花火+ ページ7

+++
保育園時代に小さいグラウンドにも関わらず打ち上げ花火やってたんですがそれが普通じゃなければ多めに見てください…
+++

置型の大きな花火が点火される。

沢山の色鮮やかな花火が大きな音を立てて上がる。

お祭りも終盤に差し掛かってきて何だか少し寂しい気持ちになってしまう。

『線香花火配ってたから貰ってきた！！』

空「えっ、いつの間に……！？」

魈「流石だな……」

『配ったりする系のタイムスケジュールはちゃんと把握してるから任せんしゃい』

3人分の線香花火はそれぞれ3つずつで花火大会が終わったらやることになった。

今はこの滅多に見られない打ち上げ花火を楽しまなきゃ。

『ぎゃっ！音が……お、大きい……』

大きな音が苦手なAは打ち上げ花火になると俺や魈にピタリとくっついて鑑賞する。

綺麗、凄い、怖い！の3つの言葉をずっと言っているA。一人暮らしを初めて雷が鳴った時大丈夫なのだろうか……？

家にいる時、雷が鳴りだしたらぬいぐるみを抱きしめてるって言ってたしまぁ大丈夫か。

打ち上げ花火は終わると祭りの行事は一通り終了し、祭り終了時間まで何もイベントが無くなった。

『線香花火一緒にしよ！！1番長く持った人が勝ちで負けたらかき氷を1位と2位の人に奢ること！！どうかな！？』

空「Aが負けると思うからやる」

魈「空に同じくだ」

『うわっ酷い……俺負ける気しないから覚悟しといて！！宵宮姉さんからいい情報貰ってるんだから！！』

空「それは反則なんじゃ……」

『ほら、勝負は3回！！早くやるよ！！』

線香花火を片手に持ってA持ってきていたライターで火をつける。

火は次第にパチパチと音を立てて激しく燃え始めた。

魈「なっ…！落ちた……だと？」

『ふっ、大口叩くからそーなるんだよー！俺の線香花火……あ！落ちた！！』

魈「ﾌｯ大口叩くからでは無いか？」

『それ俺がさっき言った言葉じゃんー！』

空「1回目は魈の負けってことかな」

魈「次は勝つ」

第2回、第3回と勝負は進み結果Aが珍しく1位をとった。

『へへっ、俺の勝ち！！』

魈「……2人分買えばいいのだな……」

空「珍しいね、魈が負けるなんて……」

魈「たまたまだ……たまたま……」

『ふふ、じゃあかき氷食べに行っくぞー！！』

酷くご機嫌なAと共にかき氷屋に向かう。

買い終わる頃には屋台はほとんど終了し、人も少なくなっていた。