【原神】8月31日の約束【男主】【現パロ】 (ページ6)

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+_4_おみくじ+ ページ6

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買い食いが一通り終わった後、俺たちはお御籤がひける場所に来ていた。

『大吉、大吉しか俺は認めないからな！！大吉くん、俺のところに来てくれ！！』

神様に不思議なポーズで願いを何度もかけながらAはお御籤を引く。

『こい、大吉くん！！…………ジーザス(神よ)！！！』

読み終わっあと、そう言って俺たちに紙を見せつけてきた。

【大凶/強欲はご法度】

そうデカデカと書かれていた。

これが天罰とやらなのだろうか……。

俺と魈もお御籤を引く。

空「あっ、大吉だ」

魈「我もだ」

『ちょっと！？俺だけ除け者なの！？』

見事に大吉を引き当てた俺たちをAが『交換しろー！』と言いながら体を揺さぶってきた。

引いたものを交換しても意味が無いと言ったら素直に大人しくなり、テントの中にある結びつける様の紐に結びつけてまた変なポーズで祈り始める。

『少しでも運が良くなりますように！！願いが叶いますよーに！！絶対叶えられますように！！』

魈「紙に書かれていた内容をもう忘れているのか……A」

『俺はただ3人でずっと居られるように願ってるだけでーす！絶対に叶わないと嫌だからね！』

空「神様に願わなくてもずっと俺たちは一緒だから大丈夫だと思うけど……」

魈「確かに空の言う通りだな。どうせお前が意地でも離れないようにするだろう？」

『おっ。分かってるじゃん！ふふ、流石俺の親友たちだね！！また来年もこうやってここにこれたらいいね』

空「来年もどうせここに来るでしょ……」

『そうだね！離れ離れになっても絶対1年に1回…いや数ヶ月に1回……１ヶ月に1回……1週間に……』

真剣な顔で言うAだけど流石にそれは無理がありすぎる。

経済的にも時間的にも結構無理な話だ。

魈「流石にそれは無理な話だな」

『えぇ！？無理なの！？』

空「1ヶ月に1回ここに帰ってくるのは結構難しいと思う……Aと魈は県外でしょ？」

魈「そうだな……鍾離さんの仕事について行くからな……」

『音楽学校なんで県内にないのかなぁ……くぅ…あ、俺が作れば……』

空「作る頃にはおじいちゃんになってるんじゃないの？」

『わぁあダメじゃん！！』

気軽に会える時に沢山会っておかないと……。

たくさんの思い出を作って離れ離れになっても寂しくないようにしなきゃ。

『あ、空、魈！！花火大会もうすぐなんじゃない？』

そう言った瞬間、花火の音が校庭の方から聞こえた。