【原神】8月31日の約束【男主】【現パロ】 (ページ18)

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？「__き__！！___、大____！？」

？「おきろ！！大丈夫か！？」

うるさい声が聞こえる。

俺を誰かが呼んでいるような……。

？「起きろ！空！魈！！」

はっきりと名前を呼ばれ俺はパチッと目を覚ます。

目を開けるとそこには焦った顔の自分たちの担任の顔があった。

あれ、さっきまで……祭りに……。

祭り？それは昨日の話で……。

担任「大丈夫か！空、魈！？」

空「だ、大丈夫かって言われても……何も無い……けど……魈？」

隣を見ると魈も俺と同じように寝ていたみたい。

なんでこうなったか…何があったのかを考えようとした時、頭の中にさっきの出来事が一瞬で頭の中に流れ込んだ。

担任「具合が悪いなら無理をするな……？Aとは一番お前たちが仲が良かったのは知っている。辛い時は無理をするなよ」

空「だ、大丈夫……です……」

魈「平気……だ」

担任「ん…？それは昨日の祭りのものか？」

担任の視線の先を見る。

祭り……そういえば俺たちさっきまで…Aといたんだった。

机の上にはAが買ってくれた狐のお面が俺の手に握られていて、魈の手にもAが買ってくれた狐のお面があった。

Aの席を見れば花が添えられていて、その下にAと引いたおみくじやヨーヨーが置かれている。

学校に持ってきた覚えは全くない、なのにどうしてここにあるんだろう。

空「お祭り……」

魈「夢では……なかったようだな」

空「そうだ、写真！！」

俺はホームルーム中だということを忘れてスマホを取りだし写真フォルダーを見る。

空「っ……！！」

フォルダーの写真にある1枚の写真。

8/31_午後11:10

Aと魈、そして俺が映っている祭りの写真。

空「ねぇ、残ってる……残ってるよ……！魈、あの時の写真……残ってるっ！」

涙声になりながら俺は魈に写真を見せる。

魈「っ…あぁ…残ってる……ようだな」

涙を堪えて魈も言葉を返す。

確かに俺たち3人は祭りに居たんだ。

ずっとずっと遠い先の未来、Aにまた会う日が来たら沢山お土産話を持って行けるようにしないと怒られる。

時期に秋が来て、冬が来て卒業式が来て……。

それぞれの道を歩んで行く、

そこにAは居ないけど、俺たちは進まなきゃいけない。

約束したからには絶対に叶えてみせるんだ。

だから、見ててね。

A_____。