【第五人格】ssレート喰種くんは荘園に飛ばされる【男主】

+喰種、飛ぶ_6_+ ページ9

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『残るよ。残るけどさ、もちろんお腹いっぱい食べられるんだよね？ちゃんといつか絶対元の世界に戻してくれるんだよね？』


「もちろんです。ゲームが終わり次第お返し致します…向こうの時間が少し進んでいるかもしれませんがそれほど時間が立たないようになっていますのでご安心を」

『ふーん。ホントだろうね…』


無理矢理連れてこさせて断ったらCCG送りにするなんてなんという礼儀知らず…荘園の主とかいうやつ今度あったら食い殺してやる。

食べるんだったら女の人だったらいいなぁ…柔らかくて食べるところが多かったりするから好きなんだよね。


僕と鳥以外みんなポカーンとしている、鳥に僕たちの世界とここは違うのかと尋ねたら「違います」と即答で言われた。

喰種も赫子、CCGも全部知らないってことか…じゃあ少しだけだけど気楽に過ごせる。あ、ご飯が少なかったら大惨事になるね！まぁ知ったこっちゃない。


「非常に友好的な方が多いのですぐに受け入れてくれるでしょう。貴方が知らない人間の温かさを知ることができますよ」

『よく分からない。どうでもいい。“人”と交流を持つのは嫌だよ』


そう言うと緑の人が腕組みをしてきた。

さっきで会ったばかりの見ず知らずの人にいきなり肩を組む人いる？


「まぁまぁそうつんつんするなよ」


「最初の頃のカールさんとエドガーさん、アンドルーさんみたいな人だね」

「い、今でもに、苦手ですからね！？」

「ま、すぐに丸くなるさ、俺たちが嫌という程関わってやるぜ」

「お茶とかすれば仲良くなれると思うよ、あ。ポッポちゃん触るかい？」


うぐ…な、何だこの人たち。

あまりにも受け入れるのが早すぎる、疑うってことをしない人種なの？ねぇ。

あんていくの人みたい…怖い。


僕が人を食らう化け物だって知ったら“アイツら”みたいになるんだろうね…所詮綺麗事だ、こんなお遊びに付き合ってられないや。

喰種はどの世界でも受け入れられない。

人を信じれば裏切られた時の悲しみは大きい、裏切ったやつを食べるのは何も感じなかったけどかつての友を食べるのは罪悪感と後悔そして悲しさが残った。



_A遊びに行こうぜ！_


_今日は映画見に行こうよ！_


_その後クレープとあのカフェ行くわよ！_



死んだ人間…食べた人間の顔が思い浮かぶ。

金欲しさにCCGに通報した2人と僕を守ろうとしてくれたあの子。

空腹じゃなかったらあの子は生きてたかな。

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