+喰種、新生活_11_+ ページ14
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「おーい。ボケっとしてるけど大丈夫か?」
昔の話を思い出してぼーっとしていた、いけないいけない…。
嫌な事を思い出しちゃったよ、全く。
『考え事してた。僕の住む場所ってどこ?』
「荘園のサバイバーの屋敷だよ。私が投降すれば一瞬で屋敷に戻る。戻る前に私の自己紹介でもしようか、私は「若作りジジイ」ちょっと!」
「あってるだろ。こいつ実年齢は___あぶねっ!いきなり切りつけなくていいだろー!」
「君が余計なことを言うからだ!私は写真家ジョゼフ・デソルニエーズだ。ハンター陣営だけどよろしくね」
『はんたーって追いかけるの?』
「うん。サバイバーを普段は追ってチェアに縛り付けて荘園に送り返す。それがハンターの仕事でサバイバーはここからゲートを使って脱出する簡単に言えばここで行われているのは鬼ごっこだよ」
鬼ごっこ…僕サバイバーって言われてたけどハンターの方が絶対にあってると思うんだけど…?人間の姿のままで逃げるのは僕無理だよ、下手したら赫眼出ちゃう。
今からハンターに移転することってダメなのかな?確定事項なの?
『僕どっちかと言えばハンターの方やりたいんだけど…ダメ?』
「貴方様はゲーム自体には参加しません」
『へ?』
「ゲーム中マップ内に残された“体”の処理をしてもらいます。そして向こう側から来た“喰種”の討伐をお願いします」
ゲームで残された体を僕が食べるってことかな?
時間が経った肉は好きじゃない、血は時間が経っても美味しいけど硬直した硬い肉を食らうのは大変だから嫌なんだよね。
同種の討伐もきっと食べてもいいんだろうけど食べ過ぎたら赫者になっちゃうからそれは避けたい。
理性を、知性を保ったまま戦闘したいし。
『僕鳩じゃないんですけど…意味わかんない。別にいいけど“アレ”にならない程度に処理するよ』
「では教育係は“イソップ・カール様”ですので分からないことがあれば彼に聞いてください」
「えっ!?ぼ、僕ですか!?」
「おー。イソップ頑張れよ!俺ら後ろから応援してるからな!」
「て、手伝ってください!ぼ、僕無理です…無理です無理です大人ならまだしもこ、子供って。社交恐怖なんでパスで!」
灰色の人が顔を青ざめさせて全力で却下する。
この人面白い匂いがするからちょっと気になる、どんな味がするのかな?
『子供扱いしないでよひょろひょろ、あ!僕ひょろひょろと居る』
「ひょ、ひょろひょろ…」
『頼んだよ』
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第五にはまってるやつ(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます!遅い更新ですがどうか気長にお待ちくださいm(*_ _)m (2021年2月5日 2時) (レス) id: 14b9ab2e56 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 内容がすごく好みです!続き楽しみにしてます、頑張ってください!! (2021年2月4日 12時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:第五にハマってるやつ | 作成日時:2021年2月1日 0時