#TRUEEND__ ページ38
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ドンドンドンドンドンｯｯ!
『我が愛しのイソップ！引きこもってないで朝食食べに行くよ！』
ドアを壊すつもりで叩いているようにしか思えない強さでドアを叩く馬鹿力の持ち主の兄。
めんどくさくて返事もせずに無視をしているとドアが豪快に蹴破られて兄が僕に飛びついてきた。
『ふふ、可愛いイソップおはよう。今日はわしょく、というものが朝ごはんらしい…楽しみで楽しみで昨日寝られなかったんだ！』
「そ、そうですか、は、離してください！し、しぬ…」
とんでもない怪力で抱きしめてくる兄…サバイバーよりハンターの方が兄には向いている気がする。
兄の怪力でダウンしかけていると兄の相棒のシドが兄を止めに入ってくれた、何とか完全ダウンは防げた…ありがとうシド。
[ｷｭｨｯ!ｷｭｷｭｯ!]
『そう怒らないで、シドも後で抱っこしてあげるから！』
そう言った途端シドは僕と兄さんの間に入るのをやめて兄さんの頭の上で上機嫌に鳴き始めた。
やっぱこの鳥嫌いだ。
大嫌い、アホ鳥だ。
夜ご飯は焼き鳥にしようかな？
『イソップ、今怖いこと考えたでしょ！僕の大事なシドを食べたら僕イソップのクローゼットかベットの下に住み着くからね！』
「なんですかその変な嫌がらせ…思っただけで実行はしないので安心して置いてください」
『絶対だからね！！シド、もうご飯できてると思う？』
[ｷｭｨｯ!ｷｭｷｭｯ!]
『もう出来てるって？なら急ごう！イソップ、急いで！ほら、手を貸して早く！』
小さい子供のように目を輝かせて言う兄…本当に僕より年上なんだろうか…。
呆れながら支度をすると猛スピードで食堂に引っ張られて吐きかけた。
朝食は顔を青くさせながら取った…あまり食べられなかった…。
兄との暮らしは少しめんどくさいところがあるけどなんだかんだ言って楽しくて兄がいないと落ち着かない。
退屈しない毎日で僕は今日も兄と一緒に過ごす。
end_ 思い描いていた弟の未来
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ひまわり(プロフ) - お兄ちゃんめちゃくちゃ可愛いです。幸せなエンドもあってどっちも好きだけどツンデレなイソップには兄さんと幸せになって欲しいな(*^_^*)ほっこりしました (2020年9月21日 17時) (
レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
夕 - とっても感動しました！面白かったです！ (2020年8月29日 10時) (レス) id: efc5c7c00a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：第五にハマってるやつ | 作成日時：2020年8月6日 6時
