#The story of 25__ ページ27
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イライ_side
『この先にいるね…走るよ』
Aさんが前を走り僕達は後ろを走って着いていく。
穴の中を駆け抜けるとその先には少し広い部屋があり祭壇のようなものが真ん中に作られていて上にはイソップくんが横たわっていた。
そしてその横に手をかざして目をつぶるジェイコブさんの姿と蝋人形の女があった。
その姿を見た瞬間Aさんはジェイコブさんの名前を叫びナイフを片手に飛びかかった。
ナイフはジェイコブさんの喉を勢いよく綺麗に掻ききった、はずだった……。
『ﾁｯ…“抜け殻”か……“向こう側”に行ったあとというわけか…。追いかけないと』
ジェイコブさんの体と蝋人形はナイフか触れると黒い砂になり地面に崩れ落ちてしまった…Aさんはため息を着くと僕達に振り返り指示を出した。
『目隠し君、君は不思議な力を持っているようだからイソップの周りに変なやつ、“人ならざるもの”が居ないか見張って。なにか近づいてきたらこれを使って…この部屋から出る時には必ず残った羽を投げて』
そう言って私に灰色の数枚の羽を渡してきた。
灰色の綺麗な羽は恐らくシドくんのものだと思われる…何かあったら羽を真上に投げればいいと補足してくれた。
『フード男くん、ジェイコブのこの汚らわしい粉をイソップが戻ってくる前にこの瓶に詰めて置いて欲しい。ここから出る前に瓶を祭壇の上に投げつけて』
祭壇を指さしながらAさんは青白く光る少し大きな瓶をどこからともなく出現させてナワーブくんに渡す。
『ロウソク男、イソップが目を覚ましたら直ぐにイソップを連れて出ていってくれ。僕が目を覚まさなくても無理やり連れて行ってくれ、いいね？』
ノートンくんがコクリと頷くのを見ると満足そうに笑ってAさんがイソップくんの隣に立って手をかざした。
『さて、愛しの弟を返してもらいますか。3人とも頼んだよ、イソップを頼むからね』
そう言うとAさんは目を閉じてイソップくんの隣に立ち手をかざして何かをし始めた。
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ひまわり(プロフ) - お兄ちゃんめちゃくちゃ可愛いです。幸せなエンドもあってどっちも好きだけどツンデレなイソップには兄さんと幸せになって欲しいな(*^_^*)ほっこりしました (2020年9月21日 17時) (
レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
夕 - とっても感動しました！面白かったです！ (2020年8月29日 10時) (レス) id: efc5c7c00a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：第五にハマってるやつ | 作成日時：2020年8月6日 6時
