【第五人格】それぞれの愛情【男主】 (ページ8)

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+_むっつ_+ ページ8

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配達員_side

今日、隣の部屋に新しい人がやってきた。

確かイソップさんの弟さん…これから一緒に暮らすんだからちゃんと挨拶しに行かなきゃ…。

うぅ…緊張するなぁ…。

ウェイクに配達する人の顔を覚えてもらわなきゃいけないし…。

筆談用のペンとメモ帳を持って僕は躊躇いながらも部屋を出て隣の部屋の前に行く。

未だ人と喋るのに慣れていないから筆談で会話をしている…喋って会話をする時はたまにあるけどすぐに喋れなくなってしまう。

変に思われてしまったら嫌だな…うぅ。

「わんっ！」

「ウェイク…が、頑張るよ…」

ドアをノックする前に深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから3回ノックをする。

どうか怖い人じゃありませんように…4 そう願いながらくるのを待つ。

だけどいくら待っても弟さんは出て来なかった。

諦めて部屋に戻ろうと思ったらウェイクがドアを開けるようにドアに体当たりをしてアピールしてきた。

か、勝手に入っていいのかな…。

ウェイクは僕のズボンの裾を引っ張って連れて行こうとする。

うぅ…仕方ない…ウェイクがここまで必死になるんだから開けてみよう…。

鍵がかかっていたらすぐに部屋に戻ろう…うん、手紙を置いて帰ろう。

僕は恐る恐るドアノブに手を伸ばしてドアを開けてみる。

ドアは鍵がかけられておらずすんなり開いた。

「し、しつれい…し……ひぃっっ！」