【第五人格】それぞれの愛情【男主】 (ページ37)

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+_さん_よん_+ ページ37

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傭兵_side

何度攻撃をしてもしぶとく立ち上がり再び襲いかかってくる新しいサバイバー。

真っ白い肌が紫色に変わり片腕がありえない方向を向いていた。

それを気にせず自分で腕を治して俺に襲いかかってくる…こいつ痛みは感じないのか？

気絶させようと色々と試して見たけど全て塞がれてしまった。

これじゃあ埒が明かない。

『《いいよいいよ、いっきにやってあげる！ボクらと同じ目に合えばいいッ！》』

1度止足を止めてチビは俺にそうさけんだ。

ボクら？

一体こいつに何があったんだ？

いや、今はそんなことを考えてる場合じゃない。

ニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべ笑いながらナイフを片手に俺に再び襲いかかってくるチビ。

その時、

人型のナイチンゲールさんが俺と新サバイバーの間に音もなく現れた。

「〈A・カール様。いえ…“裏の人格者”様。ルール違反です。規則違反をしたため“表の人格様”を“強制的”に交代させて頂きます〉」

『《ッ！な、なんで知っ___》』

言葉を言い切る前にチビがドサッと倒れた。

裏の人格？

こいつ二重人格だったのか。

だからボクらって言ってたのか…なるほど。

ナイチンゲールさんはこいつに一体何をしたんだ？

「〈エミリー・ダイアー様、追加の説明書です。では失礼致します〉」

そう言いながらナイチンゲールさんがエミリーに紙を渡し再び姿を消した。

こ、これで事は一応収まった…のか？