【第五人格】それぞれの愛情【男主】 (ページ29)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:51,934 hit

+_に_ろく_+ ページ29

+++

写真家_side

昨夜ハンターの屋敷に血まみれになったサバイバーがやってきたらしい。

マリー達がそのサバイバーをある程度治療したらしくかなり治ったらしい。

今は来客用の部屋で眠っているとリッパーが教えてくれた。

まぁ私には関係ないだろうと思っていたけどサバイバーの屋敷まであのサバイバーを送っていってほしいとマリー達に頼まれてしまった。

手が空いているハンターがいないらしく暇そうにしていた私に声をかけたとのこと。

いや私だってやることが…と言ったけど強制的にあのサバイバーのことを任された。

はぁ…全くついていない…なんで今日に限って試合が入っていないんだ…。

昨日もゲームが入ってなかったからカメラの手入れやサーベルの手入れなどを一日中していた。

よってやりたいことは全て終わらせてしまっているため今日は何もすることがない。

渋々あのサバイバーが寝ている部屋に雪が止んだ頃合に呼びに行った。

ノックを３回して一声かけてから部屋のドアを開けて入る。

『《わ、あのお姉ーさん達より背が低いねぇ…。ところでお兄さん誰？》』

「おい、最初の言葉聞こえてるぞ」

意地の悪い笑みを浮かべながらクスクスと笑う納棺師に似たサバイバー…獲物を見るような目で私をじっとみている。

腕は包帯でぐるぐる巻きになっていて足にも包帯が巻かれている。

肌が白すぎるせいで目の下の隈がとても酷く見える…誰がどう見ても病人だと分かる。

本当にこの子がサバイバーとしてゲームに参加するのか…？

『《なにかボクの顔についてるかなぁ？》』

「い、いや…なにも。すまない、じゃあ行こうか」

『《任せたよぉ》』

とりあえず早く連れて行って部屋に戻ろう…。

厄介なサバイバーじゃなきゃいいんだけどね……。