【第五人格】それぞれの愛情【男主】 (ページ14)

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+_いちのに_+ ページ14

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夢主くん_side

ぺろぺろとか舐められてすりすりされた。

かわいい。

あ、顔、あげちゃった…。

おこられる、っておもったけどおとこのひとはおこらなかった。

あたらしいせんせいはやさしいひと？

やった。

でもすぐにいなくなるよね、ざんねん。

じっとぼくのかおをみつめてくるおとこのひと。

わんっていぬがほえると我に返ったようでいぬをぼくからひきはがしてくれた。

いぬが廊下にだされたあとおとこのひとの手が伸びてきた、やっぱりなぐられちゃう、そうおもった。

ぎゅっとめをつぶってなぐられてもいいようにした。

だけど一切おおきな衝動はやってこなくてなぜかおとこのひとがあやまってきた。

どういうことなんだろう？

そうおもいながらぼくは立ち上がっておなじばしょでせんせいのしじをまつ。

するとおとこのひとはあわてながらへやからすぐに出ていってしまった。

ふしぎなあたらしいせんせー…。

ひとりになったぼくはいつも持っているないふをさがした。

みつけたときにはへやがぐちゃぐちゃになってしまっていて足の踏み場もないじょうたいになていた。

かくすほうがわるい。

いまはあのこがいない、ならおこられない。

ても、あしも、じゆーにつかえる。

かんしするひともいない。

ぼくのゆういつのたのしみができる。

ないふを肌につきさしてすーっとすらいどさせる。

そうすれば暖かくてべとってしたものがあふれ出てくる。

きれい。

きれいなものはすき。

ひとりの時はこうやってあそんでいる。

それをやったらいろんなせんせいに怒られて手足をしばられる、りかいができない。

しんじゃう、ってきいたけどぼくは“ ひとりぼっち” だからいなくなってもいいとおもう。

いつもいっぱいせんせいたちはぼくから取るのになんでぼくはだめなのかな？

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