見えない客___ ページ7
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『そうなんだぁ…僕は甘いものが大好きだよ……え?子供だね?僕は子供じゃないってー!』
ガチャっとドアを開けるとそこにはソファに1人で座って話しているAの姿。
目が片目が赤くなっている。
Aは俺に気づかず1人でニコニコと話している。
「A……?」
『キミ達の方が子供でしょー?僕は子供じゃないもん』
「A、誰と喋っているのか……?」
『待って待って僕よりかキミ達の方が背が低いよ!?』
「Aッッ!」
『うわっ!』
大きな声でAを呼ぶとAはようやく俺の事に気がついた。
それと同時にAの目が元の色に戻った。
Aは驚いた顔で『おかえり』とぎこちなく言った。
「誰と喋っていたんだ?」
『えっと、Aは教えてくれないからわからないけど女の子2人と喋ってたんだぁ…ほら、そこに座ってるでしょ?』
ソファに視線を向けて見るけどそこには誰もいない。
Aはニコニコしながらソファに座っている何かを見ている。
「しっかりしろ、A。誰もそこにはいない」
『そんなことは無いよ、ここに2人……あれ?もう帰っちゃうの?分かった、またね!』
Aは誰かに手を振ってお見送りをした。
しばらく手を振るとAは突然バタりと倒れた。
「A!?A、大丈夫か!?」
喋りかけるがAは目を閉じたまま反応がない。
俺は急いでベッドに連れていきAをねかせた。
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あかり510 - ワァァァァァァァアア!!!!好き!!!!!!!!! (2021年1月31日 15時) (レス) id: 3f067938ed (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(あさぎ)(プロフ) - すごく面白くて気に入っている作品です!!続きが気になるんじゃあ…((更新頑張ってください、応援してます!! (2019年2月26日 5時) (レス) id: 280c76801a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:第五ハマってるやつ | 作成日時:2019年2月1日 1時