映画！！？！ ページ17
今日はバラエティ番組の収録。
楽屋で出番を待っているとマネージャーさんが話しかけてきた。
マネージャー「A、新しいドラマのお仕事よ。」
そういってマネージャーさんから渡された台本。
A「映画の撮影……！！」
マネ「A、やりたがってたから良かったわね。」
A「はい……！！！しかも……私主演ですか！！？！」
マネ「ええ、そうよ。」
A「映画の主演なんて夢みたいです……！しかも青春学園系！」
マネ「だけど……」
A「だけど……？？」
マネ「この作品、超特急の子もまた出るらしいわ。」
パラパラとページをめくる。
_______出演者_______
Aさん
ユーキ(超特急)
あ……。
マネ「最近色々噂されてるから、話題性だけで選ばれたみたい……なの。」
話題性……だけで……。
A「じゃあ、、、、私の演技力で選ばれたわけじゃないんですね、いや、あ、そう……ですよね。そうですよね。私なんかが映画の主役なんて、、、、、そうですよね……。」
マネ「もしも、さっきの私の発言があなたを傷つけていたらごめんなさいね。」
A「いえ、大丈夫です。。。」
とは言ったものの……女優という仕事をしている私が演技力で選ばれてない……と言われると、、
正直辛かった。
さっきまで燃え上がっていた炎に水をかけられたように。
だけど、、、、、ここで腐っちゃだめだ……。
ポジティブに考えなきゃ！！！
炎も多少の水ならさらに燃え上がる。
そんな風に。
A「この映画のヒロインに選んでよかったって言ってもらえるように頑張ろうと思います！」
セリフ量は多かったけど、それだけ撮影が楽しめそう。
ガチャっと扉が開く、、
スタッフ「Aさん、出番でーす。」
A「はーい！！」
学園映画……この作品を私の代表作にしてやる！！
新しい風が私に吹いた気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モカ | 作成日時：2019年2月28日 18時
