夫婦の闘病生活 【Fischer's】

第三十七話 ページ37

マサイsiten

マサイ「だってい…居なくなるような気がして…！」

シルク「居なくなる…ね。」

マサイ「えっ？」

シルク「俺な、鈴に最後に愛してるよ。って言えなかったんだ。最後にか言かけられなかったんだ。」

そう言って鈴の事を話してくれた。

シルク「だから…お前らには最後に言葉かけたかった。」

シルク「悔いの無いように…。鈴の誓ったから…」

マサイ「そんな事…言わないでくれよ…離れないでくれよ…」

シルク「そんな事言われてもな、俺には運命と言う者がある。これはもう決まった運命なんだ…」

マサイ「運命に逆らえ無いの？俺はお前が…







大好きだぞ？」

シルク「ああ…逆らえ無い。そして俺も…









お前が大好きだよ。」

マサイ「最後にもう1回ハグして…」

シルク「甘えん坊さんだなぁ。いいよ。」

マサイ「ありがと…」

そしてもう一度ハグをして…


皆の元に帰った

シルクの言ってたように…

運命に逆らえ無い時も…

あるんだな。

ンダホ「よし！帰ろう！」

シルク「ちょっと待って…」

シルク「皆！ありがとう！俺は楽しかった！」

モトキ「俺も楽しかったよ。また行こうね。」

シルク「そう…だな。」

ンダホ「よし！気を取り直して帰ろう！」

シルク以外「おお！」

シルク「楽しかったよ…ありがとな…」

マサイ「！シルク…」

マサイ「俺も…楽しかったよ。」

マサイ「ありがとね。」

小さく返事をしてまた前を向いた

ガイガイワヤワヤ

なぁなぁ、ねぇねぇ

いつも通りうるさい車の中…

皆が話してる時…

ンダホが…

ンダホ「あっ！猫だ…」

そして猫に目線を移した瞬間…

トラックが俺たちの前から衝突してきた…

シルク「皆！頭守って皆で固まれ！」

シルク「俺は…」

シルク「やる事あるから…」

シルク「ありがとう、そして…




アデュー」

マサイ「シルク！」

ぺけたん「行っちゃ駄目だ！」

モトキ「帰って来て！」

ダーマ「なんで俺達だけ置いていって…」

ザカオ「やる事いっぱいあるのに…」

そしてシルクは…

猫を庇って

俺達を守ってくれた…

モトキ「シルク！シルク！」

こんな時…皆気が動転して…

モトキはシルクの名前ばっか呼んで…

でも届かなくて…

どんんど離れていって…俺達より先をいって…

俺達を置いてって…

モトキ「ねぇ！なんで！なんで！」

ンダホ「自分の身より猫を助けるんだよ！」

ぺけたん「行かないで…俺は！お前と！」

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