夫婦の闘病生活 【Fischer's】

第二話 ページ2

鈴siten

今日もいつも通りに起きたけど

諒さんがまだ起きてない。

鈴「諒さん忙しいもんね。」

そう思って立とうと思ったら

鈴「痛っ。」

シルク「………？」

シルク「鈴大丈夫か？」

鈴「あっうん。起こしてごめんね。」

シルク「大丈夫。今何時？」

鈴「えーとね。八時だよ。」

シルク「そう。」

そう言って諒さんは立ったんだけど

私の前に立って

手を差し出してくれた。

シルク「大丈夫じゃねぇんだろ？手。貸してやるから。」

鈴「うん。ありがとう。」

多分諒さんも照れてるから私も照れてるんだろな。

シルク「まだ痛い？だったら今日病院行くけど。」

鈴「大丈夫だよ。今日諒さんコラボ動画でしょ？」

シルク「そんなのよりお前の方が心配だよ。本当に大丈夫か？」

鈴「うん。」

シルク「なんかあったら言えよ。じゃあな。」

鈴「何処行くの？」

シルク「撮影。」

鈴「朝ごはんは？」

シルク「いらないから大丈夫。」

鈴「朝ごはん食べなきゃ。」

シルク「大丈夫。そこらへんで食べるから。」

シルク「お前もちゃんと食べろよ？じゃあな。」

鈴「あっうん。行ってらっしゃい。」

シルク「うん。」

なんか今日いつもより諒さん起きるの遅いし朝ごはん要らないって言うし

いつもよりなんか冷たいような。

鈴「大丈夫でしょ！諒さんだもんね。」

そう思って私は朝ごはんを作りだした。

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