【Fischer's】一つのサッカーボールと赤い糸

俺の思い ページ6

マサイsiten

唐突に聞くが俺がサッカーをする理由とやってるときの思いって知ってるか？

まず、サッカーをやってる理由は


兄さんにサッカーをやって欲しい。

楽しくサッカーやってた時の気持ちを取り戻して欲しい。

そして俺は皆とサッカーやるの大好きだし、パスが繋がったときに気持ちも伝わったみたいに思えるから。

そして思いは、俺はシュートが決まればいいとかじゃなくて

パスが繋がればいい。

パスには皆の思いが詰まっててそれを蹴ってまた気持ちと思いが繋がる。

サッカーはパスで気持がが繋がるから楽しい。

そして皆とやるからこそやりがいがあって楽しい。

だから…さ

兄さん目ぇ覚ましてよ。

弟もカッコイイ兄さんが


大好きだと思うよ。

モトキ「ねぇねぇ」

マサイ「ん？どうした？」

モトキ「今日転校して来た人ってさあの人だよね。」

マサイ「うん…そうだけどってえぇぇ！」

モトキ「どうしたの？」

マサイ「なんで兄さんが制服来て…」

モトキ「兄さん？！あれってマサイの兄さんなの？！」

マサイ「うん。信じたく無いけどあれは正真正銘兄さんだ。」

マサイ「兄さん…明日香の事まだ引いてないよ…ね。」

モトキ「ねぇ、話しかけてみようよ！」

マサイ「ふぇ？！無理無理無理！話しかける勇気なんて無い…」

モトキ「えー。イイじゃん！兄さんなんでしょ？」

マサイ「でも…」

兄さんは白の騎士団に入ってから人格変わっちゃったし。

家にも全然帰って来ないし…

明日香の事絶対引っ張ってるし…

もう俺だって会いたいけど…

けど…

強さ、価値観、風格、サッカーの上手さ

全然違うし。

会えっこないよ…

合わせる顔だって無いし…

モトキ「ねぇねぇ行こ！」

マサイ「えっ？！強制？！そして強引だよ！あと俺の返事だって！あとモトキ、キャラ崩壊しそうになってるよ！」

モトキ「キャラなんて関係ないよ！早く行くよ！」

マサイ「えー」

そして俺は強制的に兄さんに会いにいかされた。


モトキ「こんにちは」

シルク「誰？ですか？」

モトキ「僕はモトキで隣が友達のマサイです。」

シルク「翔也…まだサッカーやってるのか？」

マサイ「そうだけど…兄さん白の騎士団辞めたの？」

シルク「うん…。と言うかサッカー自体辞めた。」

モトキ「えっ？！白の騎士団って…あの最強チームの…」

シルク「最強なんかじゃないよ。」

シルク「あんなのに入るのはおすすめしないよ。殆ど実力だけだから。」

マサイ「兄さん！」

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