裏切られた暗殺者はマフィアに拾われました。４

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龍「A、まあそこ座れ！」





『うん』






お父さんとお母さんの前のソファーに腰を下ろした。





龍「いやー、なんかえらいことなったな！！」





『え？』






龍「A。Auroraはやめることになったんだ、それだけは止めれなかった。」





さっきの嬉々とした表情から打って変わって悲しそうな顔。






『ううん、大丈夫。


私からオーナーに言っておくね、ありがとうお父さん、お母さん』





琴「A…」





にこ、と笑みを浮かべたお母さんは私に歩み寄り力強く抱きしめた。





琴「あなた１人で抱え込まないで。


ここにはあなたを必要とする人達がいるわ。



どんなことでも話して、聞いてもらいなさい。




それはきっと無駄にはならない。




あなたの生きる糧になるわ。」





『…うん』





琴「さて、私達は帰りましょう。



あなたも仕事があるし私も仕事があるわ。




じゃあね、皆さん。Aのことよろしくね」





ふわりと優しい笑みを零したお母さんはお父さんを引きずり帰っていった。






澤「あー、なんだ。


俺達が言いたいことは多分孤爪と龍に琴音が言ってくれたからな。」





及「まあ今日は寝なよ、遅いしね」




夜「最近寒みぃから布団変えといたぞー」





岩「風邪引いたら元も子もねぇべ」





赤「あったかくして寝なよ」






『うん、ありがと。


おやすみ』







「「「おやすみー」」」






.







.






たとえクラスが敵に回ろうとも、私にはあったかい仲間がいる。






とても安心した気持ちになり、自然と瞼が重くなった。






それに抵抗せず、私は闇の世界へ身を投じた。




.

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